2022年12月にスバル XVの後継モデルとしてデビューしたクロストレックには、XV同様に4WDも設定されています。
雪国に住むユーザーやウィンタースポーツが趣味のユーザーにとって、4WDの性能の良し悪しは重要なポイントになるでしょう。
ここではクロストレック4WD車の燃費や雪道走行性能を徹底評価しますので、新車購入時の参考にどうぞ!
クロストレックの4WDグレードの価格は?
クロストレック売れ筋グレードの2WD車と4WD車の価格差は?
クロストレックの2WD車と4WD車の価格差は22万円です。
- クロストレック リミテッド 4WD :3,289,000円
- クロストレック リミテッド 2WD :3,069,000円
この価格差はインプレッサやライバルのヴェゼルと同じで、カローラクロスの価格差 (209,000円) より若干大きく、CX-30の価格差 (236,500円) よりは小さくなっています。
まずは妥当な価格差で、特にクロストレック4WD車の価格設定が割高という印象はありません。
クロストレックの4WD車と2WD車との仕様の違いは?
ボディスペック
クロストレックの2WD車と4WD車のボディサイズや最低地上高、サスペンション形式等に違いはなく、唯一異なるのは車両重量が4WD車の方が50kg重いことです。
装備
クロストレックの4WD車には、2WD車にはない以下の装備が付きます。
- X-モード (2モード、ヒルディセントコントロール付)
- ポップアップ式ヘッドランプウォッシャー
- LEDリヤフォグランプ
Xモードは路面状況に応じ、4輪の駆動力やブレーキ制御等をノーマルの他にスノー/ダート及びディープスノー/マッドに切り替えられる装備です。

subaru.jp/crosstrek
Xモードには、急な下り坂をブレーキ操作なしに一定の低速で走行できるヒルディセントコントロールも付きます。
またヘッドランプウォッシャーやリヤフォグランプは、雪道を走行する機会が多い4WD車に必須の装備と言えるでしょう。
ライバル車の4WDとの価格差は?
クロストレックの最大のライバルは?
クロストレックの最大のライバルは、マツダ・CX-30の20Sシリーズです。
どちらも2Lマイルドハイブリッドシステムを搭載する点で、真正面から競合します。
クロストレックのリミテッドと競合するCX-30のグレードは、「20Sプロアクティブツーリングセレクション」です。
価格はクロストレック リミテッドの3,289,000円に対し、3,036,000円と253,000円安い設定になっています。
スペックの違いは?
スペック | クロストレック リミテッド 4WD | CX-30 20Sプロアクティブツーリングセレクション 4WD |
---|---|---|
最高出力 (ps) | 145 (エンジン) / 13.6 (モーター) | 156 (エンジン) / 6.9 (モーター) |
最大トルク (Nm) | 188 (エンジン) / 65 (モーター) | 199(エンジン) / 49 (モーター) |
最低地上高 (mm) | 200 | 175 |
車両重量 (kg) | 1,610 | 1,500 |
エンジンのスペックではCX-30が、モーターのスペックではクロストレックが勝っています。
システム出力及びトルクが公表されていないので何とも言えませんが、パワートレインの性能はほぼ互角と言えるでしょう。
しかし車両重量はクロストレックが110kgも重いので、動力性能は若干不利と考えられます。
一方、深雪時に重要になる最低地上高はクロストレックが25mm大きく、走破性の点で有利です。
装備の違いは?
クロストレックに付いていてCX-30に付かない装備には、以下のものがあります。
- ステアリング連動ヘッドランプ+コーナリングランプ
- 運転席シート自動後退機能
- 助手席パワーシート
- 後席USB電源
- マルチビューモニター
- ドライバーモニタリングシステム
逆にCX-30に付いていてクロストレックに付かない装備は、以下の通りです。
- 運転席&助手席シートヒーター
- ステアリングヒーター
- リアベンチレーター
- パワーテールゲート
- 交通標識認識システム
このように装備には一長一短があり、トータルで互角と言えるでしょう。
しかしCX-30は価格が約25万円安いことを考えれば、装備面で頑張っているという見方もできます。
クロストレックの4WD車の実燃費は?
推定実燃費は?
クロストレック・4WD車のカタログ燃費は15.8km/Lです。
実燃費を0.8掛けで計算すると、12.6km/Lとなります。
2WD車との実燃費の差は?
クロストレック・2WD車のカタログ燃費は16.4km/Lです。
先ほど同様に実燃費を計算するとは13.1km/Lとなり、4WD車は0.5km/L劣ります。
ライバル車との実燃費の差は?
当サイトの調査によるとCX-30 20S・4WD車の実燃費は12.5km/Lです。
クロストレックは推定値なので同列に並べて比較はできませんが、ほぼ同等の実燃費と見て間違いないでしょう。
クロストレックの4WD車の雪道の走行性能
クロストレックの4WDはどんなシステム?
クロストレック4WDの概要

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クロストレックの4WDシステムには「アクティブトルクスプリットAWD」と呼ばれる電子制御カップリング式が採用されています。
クロストレック4WDの制御
60:40の前後トルク配分を基本に、走行状態に応じて100:0~50:50まで前後トルク配分を自動で可変。
前輪の空転を検知すると後輪のトルク配分を増し、トラクションを確保します。
クロストレック・4WD車の雪道での実際の走行性能は?
滑り易い雪道での発進時も、4輪にトルク配分されている状態で発進するため、空転時間が少なく非常にスムーズです。
その後も安定した姿勢で力強く加速します。
雪道の上り坂にも強く、力強い登坂が可能です。
また深雪でスタックしそうになった場合も、X-モードでディープスノー/マッドを選択すれば脱出が可能です。
ただしこうした高い走破性も、スタッドレスタイヤやタイヤチェーンを装着していることが前提になります。
クロストレックの4WDのまとめ
クロストレックの雪上性能はコンパクトSUVの中ではトップレベルです。
4WDシステムの性能の高さに加え、200mmという最低地上高のお陰で深雪路でも強みを発揮します。
クロストレックなら豪雪地域での足替わりとしても十分実用になるでしょう。
ただし燃費性能はあまり高いとは言えませんが、2WD車との落差が少ない点は評価できます。
下取り車があるなら、さらに新車が安く買える
新車を買うなら、購入価格も気になるところではないでしょうか。
もし下取り車があるなら下取り車を高く売ることで、トータルで新車を安く買うことが出来ます。
実は値引きよりも下取り車の方が、新車を安く買うには重要なのです。
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そのため、下取り車の査定金額は低くなってしまうのです。
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