スバルのSUV「フォレスター」は、「走る、曲がる、止まる」といった基本性能の高さが多くのユーザーに認められています。
2WD車が設定されているケースが多い他社のSUVに対し、走破性へのこだわりから全車4WDを採用している点も特徴です。
ここでは、そんなフォレスターが実際の雪道でどの程度の性能を発揮するのか、実燃費がどのくらいなのかを徹底評価します!
フォレスターの4WDグレードの価格は?
フォレスター4WDの売れ筋グレードは?
フォレスター アドバンス 3,170,900円
ビッグマイナーチェンジを受けた新型フォレスターで最も売れ筋のグレードは、ハイブリッドモデルの中で最上級に位置づけられる「アドバンス」です。
(※2021年6月時点:先行予約台数が新型フォレスター全体の約46%をシェア。当サイトの独自調査による)
フォレスター4WDとライバル車との価格差は?
フォレスターの最大のライバル車は?
日産 エクストレイル 20Xi ハイブリッド(4WD) 3,624,500円
フォレスターと価格オーバーラップするSUVには「トヨタ・ハリアー」や「マツダ・CX-5」などもありますが、最大のライバルはフォレスター同様、走破性へのこだわりが感じられる「日産 エクストレイル」でしょう。
フォレスター アドバンスに該当するグレードは、ハイブリッドシステム搭載の最上級グレード「20Xi ハイブリッド (4WD車)」です。
価格は、フォレスター アドバンスより約45万円高く設定されています。
パワートレインの違いは?
スペック | フォレスター アドバンス | エクストレイル 20Xi ハイブリッド |
---|---|---|
エンジン | 2.0L DOHC 16バルブ デュアルAVCS 直噴 | 2.0L DOHC筒内直接燃料噴射直列4気筒 |
最高出力(ps) | 145 | 147 |
最大トルク(kgf・m) | 19.2 | 21.1 |
モーター | MA1交流同期 電動機 | RM31交流同期電動機 |
最高出力(ps) | 13.6 | 41 |
最大トルク(kgf・m) | 6.6 | 16.3 |
トランスミッション | リニアトロニック(マニュアルモード付) | エクストロニックCVT(無段変速機) |
車両重量(kg) | 1,640~1,660 | 1,660 |
フォレスター アドバンスとエクストレイル 20Xi ハイブリッドのパワートレイン(エンジン&モーター)を比較してみました。
エンジン性能はトルクでエクストレイルが上回り、またモーター性能についても、エクストレイルがフォレスターを大きくリードしています。
メカニズムの違いは?
フォレスター アドバンスとエクストレイル 2.0Xi ハイブリッドのサスペンション形式を比較すると、フロントはどちらもストラット式独立懸架です。
リアはフォレスターがダブルウィッシュボーン式独立懸架、エクストレイルがマルチリンク式独立懸架という違いがあります。
また、ブレーキはどちらも前後ともベンチレーテッドディスク式です。
装備の差は?
フォレスター アドバンスとエクストレイル 2.0Xi ハイブリッドの装備を比較してみましょう。
フォレスター アドバンスにのみ標準装備となっているものはこちらです。
● ドライバーモニタリングシステム
ドライバーの表情を検知・認識して、ドライバーごとにコクピット環境調節(ポジション、空調等)や居眠り・よそ見などに注意喚起を行うスバルの最先端技術です。
● SRSサイドエアバッグ&SRSカーテンエアバッグ
衝突時、側面からもエアバッグを出すことで、より確実に乗員を保護します(エクストレイル 2.0Xi ハイブリッドはメーカーオプション)。
● ステアリングヒーター
ステアリングのグリップ部を温め、寒い日のドライブを快適にする装備です。
● ステアリング連動ヘッドランプ
ステアリングを切った方向を照らし、夜間走行時の安全性を高めます。
一方、エクストレイル 2.0Xi ハイブリッドにしか標準装備されないものに、遠隔でバックドアの電動開閉ができるリモコンオートバックドアがあります。
トータルでみれば、フォレスター アドバンスの方が充実していると言えるでしょう。
フォレスター・4WD車の実燃費は?
カタログ燃費と実燃費の差は?
フォレスター アドバンスの燃費性能は、カタログ燃費 (WLTCモード) が14.0km/Lであるのに対し、当サイトの調査による実燃費は12.6km/Lで、実燃費達成率は90%となっています。
カタログ燃費との乖離は小さい方です。
ライバル車との実燃費の差は?
当サイトの調査によるエクストレイル・20Xi ハイブリッド4WD車の実燃費は13.0km/Lで、フォレスター アドバンスは0.4㎞/L劣っています。
使い方によっては逆転する可能性もあり、誤差の範囲と考えてもいいでしょう。
フォレスター・4WD車の雪道の走行性能は?
フォレスターの4WDはどんなシステム?
フォレスター4WDの概要
フォレスターには、低重心の水平対向エンジンと左右対称なパワートレインで構成される独自の4WDシステム「シンメトリカルAWD」が採用されています。
路面や走行状況によって4輪それぞれに最適なトルク配分を行う「アクティブトルクスプリットAWD」システムも合わせて採用、4輪にバランスよく荷重をかけ、路面を選ばない安定した走行性能を保ちます。
フォレスター4WDの雪道での実際の走行性能は?
フォレスター4WDの発進・加速時
フォレスターに採用されている4WDシステムは、どちらの方式もデフォルトがすでに4輪駆動の状態になっているので、アイスバーンなどの滑り易い路面でも挙動変化の無い安定した発進・加速が行えます。
エクストレイルをはじめとするライバル車に採用されている4WDシステムは、通常はFFの状態で走行し、前輪のスリップ傾向を検知するとはじめて4WDに切り替わるアクティブオンデマンド式ですが、それと比べ一段と優れたトラクション性能を持っています。
さらに、パワートレインやVDC(横滑り防止装置)などの統括制御により、4輪の駆動力やブレーキなどを適切にコントロールする「Xモード(※)」をオンにしておけば、深雪でもスタックしにくくなります。
(※)「Xモード」には、滑りやすい路面(雪道、砂利道など)に適した「SNOW・DIRT」モード、スタックしやすい路面(深雪、ぬかるみ等)に適した「DEEP SNOW・MUD」モードが設定されています。
フォレスター4WDの登坂・降坂時
荒れた山道などでの登坂も、常時4輪を駆動するフォレスターが得意とするシチュエーションです。
坂道で一旦停車して再発進するような一般的には厳しいケースでも、スタッドレスタイヤさえ履いていれば、スタックして身動きが取れなくなってしまうことはまずありません。
また、下り坂でも車速を一定にキープする「ヒルディセントコントロール」が作動、安全かつ確実な減速ができます。
フォレスター4WDの通常走行時
アイスバーンと舗装路が交互に現れるような厄介な路面状況でも、理想的な左右の重量バランスと常に直結に近い状態を維持するフォレスターなら、安定した走行ができます。
また、滑り易い路面でのコーナリング時も、4輪の駆動状況やエンジントルク、ステアリング切れ角や横加速度などの信号をリアルタイムでモニタリングしているため、安定した旋回が可能です。
フォレスター・4WDのまとめ
フォレスターの雪道での走行性能は、最低地上高が220mmもあるため深雪に強いことも含め、数あるSUVの中でトップレベルに位置付けられます。
元来、スバルの4WD車は雪上性能の高さにより雪国のユーザーから圧倒的な支持を得ていますが、フォレスターはその中でも頂点に立つものです。
フォレスターは総合的な観点からも大きな欠点が見当たらないので、幅広いユーザーにおススメできます。
下取り車があるなら、さらに新車が安く買える
新車を買うなら、購入価格も気になるところではないでしょうか。
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実は値引きよりも下取り車の方が、新車を安く買うには重要なのです。
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そのため、下取り車の査定金額は低くなってしまうのです。
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フォレスターの値引き交渉のノウハウはこちら
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