ビッグマイナーチェンジを受けた新型フォレスターは、従来通りハイブリッドの「e-ボクサー」と1.8Lターボのガソリン車が設定されています。
フロントマスクの刷新や安全性能の強化など話題の尽きない新型フォレスターですが、やはり一番気になるのはハイブリッドモデルとガソリンモデルの違いではないでしょうか。
ここではフォレスターのハイブリッドモデルとガソリンモデルの違いを徹底解説していきます!
フォレスターのハイブリッドは高い?価格をチェック
まず気になるのが車の購入に際してのお金の面ではないでしょうか。
早速、グレードごとの価格について解説しましょう。
フォレスターのグレード構成と価格
それぞれのモデルのグレード構成は以下の通りとなっています。
(いずれも消費税10%を含めた金額表示)
「ハイブリッドモデル」
・ツーリング…2,937,000円
・X-ブレイク…3,080,000円
・アドバンス…3,179,000円
「ガソリンモデル」
・スポーツ…3,300,000円
ハイブリッドモデルはベースとなる「ツーリング」、アウトドア志向の「X-ブレイク」、上級グレードの「アドバンス」という3つのグレード構成となっています。
一方ガソリンモデルは「スポーツ」のみのモノグレード設定で、かつ車両価格は最も高額です。
ハイブリッドモデルがガソリンモデル より高いという一般的な価格設定は、フォレスターには当てはまりません。
またフォレスターの価格設定のもうひとつの特徴として、最高グレードと最低グレードの価格差が約37万円と小さいことがあげられます。
フォレスターハイブリッドとガソリン車の装備の違い
e-アクティブシフトコントロールとアクティブグリルシャッターはハイブリッドモデルにのみ採用
ハイブリッドモデルだけにしか付かない装備のひとつに、e-アクティブシフトコントロールがあります。
これはスポーツモード選択時に働く機能で、ドライバーがスポーティな運転をしているとシステムが判断すると、エンジン回転を高めに保って力強い走りを実現するもの。
そしてハイブリッドだけに付くもうひとつの装備が、アクティブグリルシャッターです。
これはフロントバンパー内のシャッターを状況に応じて自動で開閉し、空気抵抗を減らすとともに暖気/冷却の効率をアップ、さらなる低燃費を実現する機能になります。
ガソリンモデルには、これらの「飛び道具」は装備されません。
ハイブリッドはフロントブレーキのサイズが大きい
ガソリンモデルのスポーツは、前後共に16インチサイズのベンチレーテッドディスクブレーキを採用しています。
一方で、ハイブリッドモデルはリヤはガソリンモデルと同じ16インチですが、フロントは1インチサイズの大きい17インチです。
ハイブリッドモデルのフロントブレーキ径が大きいのは、ガソリンモデルより重い車両重量に対応するためでしょう。
タイヤ&ホイールをインチダウンする際はガソリンモデルでは履けるのに、ハイブリッドモデルではフロント側でキャリパーがホイールに干渉して履けないということも有り得ますので、社外アルミホイールを購入する予定のある方は、フロントのオフセット等に注意が必要です。
エクステリアで分かるガソリンモデルとハイブリッドモデルの違い
外観上でもそれぞれのモデルで違いがあります。
主な違いを表にまとめましたので、ご覧ください。
装備 / モデル名 | ハイブリッド | ガソリン |
---|---|---|
タイヤサイズ | 17インチまたは18インチ | 18インチ |
フロントフォグランプ | 丸形 | 角型 |
フロントグリル | ダークメタル塗装または無塗装ブラック | ブラック塗装 |
リヤガーニッシュ | カラードまたは無塗装ブラック | グレーメタリック塗装 |
ピアノブラック調ピラーカバー | 無 | 有 |
ガソリングレードのスポーツは最上級グレードでもあるので、外観の仕上げが若干上質になっています。
一例として、ハイブリッドの最上級グレード「アドバンス」と「スポーツ」の外観画像を記載しますので、フロントグリルやフォグランプなどの違いを比較してみてください。

アドバンス (subaru.jp/forester/forester/)

スポーツ (subaru.jp/forester/forester/)
走行性能の違い
フォレスターハイブリッドとガソリン車の燃費の違いは⁉︎
ハイブリッドと言えば燃費の良いイメージを持たれる方が少なくないでしょう。
しかし、スバルのハイブリッドは燃費を優先したものではなく、あくまでハイブリッドのモーターを使って、SUVとしての走行性能を補うというものです。(モーター自体も低電圧で小型のモーターが採用されています。)
そのため、フォレスターのハイブリッドモデルとガソリンモデルのカタログ燃費 (WLTCモード値) の差は僅かに留まります。
「ハイブリッドモデル」
・WLTCモード燃費…14.0km/L
・市街地モード(WLTC-L)…11.2km/L
・郊外モード(WLTC-M)…14.2km/L
・高速走行道路モード(WLTC-H)…16.0km/L
「ガソリンモデル」
・WLTCモード燃費…13.6km/L
・市街地モード(WLTC-L)…10.3km/L
・郊外モード(WLTC-M)…14.3km/L
・高速走行道路モード(WLTC-H)…15.2km/L
WLTCモードの総合値は、0.4km/Lですがハイブリッドモデルの方が優れています。
しかし走行モード別の燃費を比較すると、郊外モードでは僅かながらガソリンモデルの方が良好な数値です。
ガソリンモデルはストップ&ゴーの多い市街地走行や、エンジン回転が高くなる高速走行では燃費面でハイブリッドに見劣りします。
しかし郊外走行では、こうしたガソリンエンジンのデメリットが表面化しません。
そのことがハイブリッドモデルよりも優れた燃費に繋がっているのです。
よって、燃費が気になる方はご自身の車の使い方によって、燃費が良くなるのはガソリンモデルなのかハイブリッドモデルなのか、慎重に判断する必要がありそうです。
また、これはあくまでカタログ燃費上での事実と推測も含めた話なので、実燃費となると多少実情が変わってくるかもしれません。
走りの性格の違い
ハイブリッドシステムを搭載している分、ハイブリッドモデルはガソリンモデルと比較して50〜70kg車両重量が重たくなっています。
しかし、この違いによって生まれるデメリットは足廻りやハンドリングのセッティングによって解消されており、実走行で気になるケースはほとんどありません。
また、小型とは言えモーターを搭載したハイブリッドモデルの恩恵として、特に低速域でのアクセルの踏み込みに対しての反応はガソリンモデルより良好です。
ただ、中高回転域でのパワフルさでは、ターボの助けを借りるガソリンモデルの方が優れています。
総括すると、
・市街地走行メインの場合や、ゆっくり走りたい人はハイブリッドモデル
・高速道路やワインディングでアクティブな走りを楽しみたいならガソリンモデル
このように結論づけられます。
フォレスターハイブリッドとガソリン車の比較まとめ
それぞれが違った性格を持ったフォレスターのガソリンモデルとハイブリッドモデルは、優劣をつけるのが難しく、どちらも魅力的なモデルです。
ただ、ハイブリッドモデルには「X-ブレイク」というアウトドア志向のグレードが用意されていて、独自の魅力を放っています。

subaru.jp/forester/forester/
X-ブレイクの内外装や装備に魅力を感じる場合は、ガソリンターボのパワフルさを諦めるしかありません。
できれば、ガソリンモデルにもX-ブレイク相当のグレードが欲しいところです。
下取り車があるなら、さらに新車が安く買える
新車を買うなら、購入価格も気になるところではないでしょうか。
もし下取り車があるなら下取り車を高く売ることで、トータルで新車を安く買うことが出来ます。
実は値引きよりも下取り車の方が、新車を安く買うには重要なのです。
ディーラーで査定した下取り車の価格は、かなり低く見積もられています。
何故かと言うと、再販するにしろオークションに流すにしろ、人件費や車両保管、整備等の経費がディーラーの場合非常に多く掛かってしまいます。
そのため、下取り車の査定金額は低くなってしまうのです。
反対に買取専門店なら、買取った中古車を在庫させずに、すぐにオークションに出す事が出来るので経費がディーラーより掛かりません。買取専門のため余計な経費は掛けないので、その分査定金額は高くなります。
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ただ、自分の車の相場が分かっていないと、ディーラーの査定額が高いか安いかの判断が出来ません。
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