フリードはミニバンとしてはコンパクトなので、運転しやすい車というイメージがあります。
しかし、実際に運転しやすいのか、実は運転が難しいのか?疑問に思う人も居るでしょう。
ここでは、フリードは運転しやすいのかどうかについて検証すると同時に、駐車のコツや運転をサポートするアイテムについても紹介しますので、是非とも参考にしてみてください。
フリードの大きさは?ボディサイズをチェック
まずは、人気グレード「ハイブリッドGホンダセンシング」(2WD)のボディサイズをチェックしてみましょう。
【フリード ハイブリッドGホンダセンシング】
全長 4,265mm
全幅 1,695mm
全高 1,710mm
ミニバンというとボディが大きいイメージがありますが、フリードは全幅が5ナンバーサイズに収まっており、全長もコンパクトカーより少し長い程度です。
全高が高いのでハイルーフ非対応の立体駐車場の利用こそできないものの、日本の道路事情にマッチしたサイズと言えるでしょう。
こうした手頃なサイズゆえ、軽自動車からの乗り換えを検討している方も多いと思いますので、軽のN-WGNと大きさを比較してみます。
※N-WGN 出典honda.co.jp
【N-WGN G(2WD)】
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,655mm
フリードはN-WGNと比較すると全長が80cm以上長く、全幅も20cm以上広いディメンションです。
日本の道路事情にマッチしたフリードとはいえ、N-WGNから乗り換えると大きさを意識することでしょう。
とはいえ、軽自動車ばかり乗っていた人でも持て余すことのない大きさなので、すぐに慣れてしまうはずです。
フリードの小回りは効くか?フリードの最小回転半径
次に、フリードの小回り性を検証してみましょう。
※フリード 出典honda.co.jp
フリードの最小回転半径は5.2mで、N-WGNの4.5mよりも70cm大きい数値です。
全長の差に加え最小回転半径がこれだけ違うと、当然ながら小回り性に大きな差が生じます。
N-WGNでは一発で入庫できた駐車場で切り返しが必要になるなど、取り回しに多少なりとも煩わしさを感じるケースが出てくることでしょう。
それでも、兄貴分にあたるステップワゴンの最小回転半径5.4~5.7mと比較すると20~50cmも小さいなど、ミニバンとしてはとても小回りが効く部類です。
フリードは運転しやすい?難しい?車両感覚と運転感覚
フリードのフロントの見切りはあまり良くない
フリードはフロントガラスの面積が大きく、ヒップポイントも高いので前方視界は大変良好です。
しかし、フロントの見切りという点では、運転席からボンネットの先端が見えない欠点があるため、決して高い評価は与えられません。
慣れないうちは、切り返しの際に鼻先を壁などにギリギリまで寄せるのは難しいでしょう。
しかし、ボンネットの長さ自体は短いので、慣れてしまえばさほど苦もなく取り回せるようになるはずです。
また、斜め前方視界の点では、Aピラー(フロントピラー)が細く視界をあまり妨げない上、死角軽減に有効な三角窓が備わるため、大変優れています。
交差点で右左折する際に歩行者を発見しやすいので、必要以上に神経を使わずに済むのはメリットです。
フリードの車幅の感覚は掴みやすい?
運転席からボンネットの先端が見えないフリードは、車幅の掴みやすさという点でハンディを抱えています。
※フリード 出典honda.co.jp
ただ、幅の狭い5ナンバー車のメリットで左右のAピラーが同時に視野に収まるので、それを車幅感覚の目安にできるのが救いです。
また、Aピラーの延長線上にあるボンネットのふくらみを車幅感覚の目安にする事も出来ます。
とはいえ、すれ違いなどで路肩に寄せる場合は、ボディ側面を擦らないようそれなりに気を使う必要があります。
フリードの後方視界は良好
フリードはリアウィンドウの面積が大きいので、基本的に後方視界は優れています。
2列目/3列目シートのヘッドレストも、大きく視界を塞ぐことはありません。
また、斜め後方視界に関しては、リアクォーターウィンドウとリアクオーターピラーの形状に若干不満はあるものの、死角は比較的少ない方です。
フリードの駐車にはコツがある?
フリードは後方及び斜め後方視界が優れている方なので、バックでの駐車も決して難しくありません。
下手なコンパクトカーよりも、ずっと容易に駐車できると言えるでしょう。
ただ、ひとつ注意しなければならないのが、ベルトラインの高いミニバンゆえに直近の死角が大きいことです。
背の低い子供やポールなどがウィンドウの下に隠れてしまい、気付かずにぶつかってしまう可能性があるので、車を動かす前に十分な安全確認が必要になります。
フリードの運転で役立つアイテム
リアカメラdeあんしんプラス2
※フリード 出典honda.co.jp
ディーラーオプションのギャザズナビを装着した場合、安全運転をサポートするディーラーオプション「リアカメラdeあんしんプラス2」を追加することができます。
このアイテムは、リアカメラで捉えた映像やマークをナビ画面に表示し、駐車や安全運転を支援するものです。
具体的には、以下の4つの機能が備わります。
- 後方の映像と上から俯瞰した映像を併せて表示し、駐車を支援する「後退駐車サポート」
- 後方左右から接近する車両や歩行者などを映像と音で知らせる「後退出庫サポート」
- 後側方の死角に車両がいる状況でウィンカーを出して車線変更しようとすると、マーク表示と警報で注意を促す「後方死角サポート」
- 車線から逸脱しそうになると警報で注意を促す「車線キープサポート」
これだけの機能が付いて25,920円というお手頃価格なので、純正ナビを選んだ場合は是非とも同時に装着したいところです。
なお、後退駐車サポートを省略し、価格が22,680円と若干安くなる「リアカメラdeあんしんプラス」もありますが、価格差を考えればやはり機能が充実したリアカメラdeあんしんプラス2がお勧めです。
センサー/センサーインジケーター
駐車時に前後のバンパーを障害物にぶつけてしまうミスをなくしたいなら、ディーラーオプションのセンサー/センサーインジケーターの装着がお勧めです。
センサーはフロントセンサー(34,560円)とリアコーナーセンサー(25,920円)があり、どちらも障害物への接近を感知すると3種類のブザー音で知らせる機能が備わります。
予算が許すなら、フロント用とリヤコーナー用の両方を装着して万全を期したいところです。
また、ブザー音だけでは不安だという場合は、障害物への接近を3~4段階の光で知らせるフロントセンサーインジケーター(6,480円)とリアセンサーインジケーター(6,480円)を追加すると良いでしょう。
フロントカメラシステム
ディーラーオプションのギャザズナビやメーカーオプションナビを装着した場合、フロントカメラの映像をナビ画面に表示するフロントカメラシステムを付けることが可能です。
※フリード 出典honda.co.jp
見通しの悪い駐車場や路地から発進する際、運転席から見えない左右の情報をナビ画面で確認できるので、接触事故のリスクを減らすことができます。
価格は43,740円と安くはないので、自宅の駐車場の見通しが悪い場合や、自宅の近くに見通しの悪い交差点がある場合にお勧め、と言っておきましょう。
アドバンスドルームミラー
※フリード 出典honda.co.jp
車両後方のカメラで捉えた映像をルームミラーに表示するアイテムです。
2列目/3列目シートに人を乗せたり、大きな荷物を積んだりした場合でもクリアな後方視界が確保できます。
また、左右の視野角が標準ルームミラーの約22°から約40°へと大きく拡大され、死角にいる車両が発見しやすくなることもメリットです。
価格は84,240円と高価ですが、特に後部座席に人を乗せる機会の多い方にはお勧めできます。
フリードの運転のしやすさまとめ
フリードはフロント先端の見切りに難があるものの、コンパクトなサイズやガラスエリアの大きさにより、基本的に運転は難しくありません。
フロントの見切りの悪さやミニバン特有の死角に関しても、ここで紹介したアイテムを装着すればカバーできます。
お勧めアイテムを装着したフリードなら、運転に苦手意識のある女性ドライバーでも楽に運転できるでしょう。
もし下取り車があるなら、さらに新車が安く買える
下取り車を高く売ることで、トータルでさらに新車を安く買うことが出来ます。
実は値引きよりも下取り車の方が、新車を安く買うには重要なのです。
ディーラーで査定した下取り車の価格は、かなり低く見積もられています。
何故かと言うと、再販するにしろオークションに流すにしろ、人件費や車両保管、整備等の経費がディーラーの場合非常に多く掛かってしまいます。
そのため、下取り車の査定金額は低くなってしまうのです。
反対に買取専門店なら、買取った中古車を在庫させずに、すぐにオークションに出す事が出来るので経費がディーラーより掛かりません。買取専門のため余計な経費は掛けないので、その分査定金額は高くなります。
この買取店の金額とディーラーの査定額を比較すると、平気で20万円以上安く見積もられる事があります。
ただ、自分の車の相場が分かっていないと、ディーラーの査定額が高いか安いかの判断が出来ません。
そこで、管理人が毎回利用するのが一括査定の「ナビクル車査定」です。わずかな入力時間ですぐに自分の車の買取金額が表示されます。
この時は、ディーラーで76万円で査定されたフィットシャトルが、上記のように最高96万円の買取金額が付きました。
そこでディーラーに「買取店で96万円の金額がついている」と伝えた所、95万円までディーラーの査定金額がアップしました。
ナビクル車査定の買取金額をディーラーに伝えただけで、なんと19万円もアップしたのです。とても簡単なので、ディーラーの下取り金額をアップさせるにはオススメの方法ですね。
ちなみに実際に買取店に査定してもらった所、最高で108万円の金額を付けた買取店があったので、そこに売却しました。
どちらに売るにしろ、ナビクル車査定はオススメできます。
カーネクストの無料査定はこちら
また、査定から売却契約まで電話のみで完結、来店も出張査定もないので本気の査定額が電話で分かります。
車の引き取りも全国無料で対応してくれます。
高年式車に加えて古い車や過走行の車が得意なので、他社でいい金額が付かなかったら試してみるといいでしょうね。
併せて読みたい
- 新型フリードの人気色ランキング!人気カラーとおすすめの内装色とマッチするカラーバリエーションも紹介
- フリードの人気グレードを比較!リセールバリューから見るおすすめのグレードは?
- フリードでみんなが選ぶ人気のオプションとナビは?コレがおススメ!
- フリードの納期情報!実際の納車期間は遅れる?早まる事もあり2023年最新の納期を紹介
- ホンダ フリードの新車乗り出し価格は?見積もり結果を公開
- ホンダ フリードプラスの新車乗り出し価格は?見積もり結果を公開
- フリードの4WDの性能は?実燃費や雪道走行を徹底評価!
- フリードを買うならハイブリッドかガソリン車か?販売の比率や税金、下取り額など違いをがっつり比較!
- フリードの内装を徹底評価!インパネ・収納・荷室をチェック
- 新型フリードは6人乗り?7人乗り?どちらを選ぶか違いやデメリットを徹底検証!
- 新型フリードに欠点・デメリットはあるか?フリードを徹底評価!
フリードの値引き交渉のノウハウはこちら
当サイトのフリード値引き交渉マニュアルです。これを見て多くの人がフリードを限界値引きで購入しています。
今月のフリードの値引き動向を随時掲載しています。ご参考ください。