スズキイグニス購入記！イグニス値引きレポート‐オータワターさん

イグニスの購入データ

これまで20年間車を乗り換えることなく、ずっと同じ車を乗り続けてきました。
しかしさすがにエンジン部分が不良を起こしてしまい、エンジン乗せ換えしないと乗れないことになってしまったのです。

さすがに20年も乗った車をエンジン乗せ換えてまで乗るつもりもなく、だったら新しい車を、となったのです。
何にしようか、迷いました。何より車を見にいくのが20年ぶりのことなのです。
たまたまスズキのイグニスを雑誌で見て、それを見に行くとになりました。

「いらっしゃいませ、こんにちは」

初めて入るスズキのショールームはとてもきれいでした。今までは修理や点検を町工場で入れていたので、ここまで華やかなショールーム自体も初めてのことだったのです。

「すごいきれいね」
妻もどこか嬉しげです。確かに気分が高揚します。

「イグニスを見に来たのですが」
言うと、イグニスが展示されているところまで連れて行ってくれました。

展示されているイグニスは素晴らしいとしかいいようがない車でした。当たり前なのでしょうがとてもきれいで、一目ぼれだったのです。

妻を見ると、妻も目を輝かせてイグニスを見つめていました。同じ思いだったのでしょう。
まあきっと20年ぶりに買おうとしている車を見て、心が舞い躍ったというのが本当のところなのでしょうが。

「気に入って頂けましたか」
セールスさんが言います。私たちは車の説明を受け、試乗もさせてもらい、これ以上の車はないとばかりに気に入りました。まあそれ以外の車を見てもいないのですが。

「すごく気に入りました。見積もりもお願いしていいですか？」

「もちろんです。お待ちください」

しばらくして見積もりを出してもらいました。色々と説明を受けて、値引きも5万円していました。
価格はまあそこまで求めていたわけではないので、とりあえずは納得です。

「分かりました。一度帰ってまた考えます」
そういうと、セールスが慌てて言いました。

「実は今イグニスをどうしても売らなくてはいけなくて…」

「え？そうなんですか」
妻が乗せられたように聞きます。

「はい。イグニスフェアをしていて、私どももこういう仕事なので数字を求められるんですね」

妻が同情の表情を浮かべます。

「そのかわり値段はさらに頑張れます。どうでしょう、最高の値引きをお持ちいたしますので、もしイグニスを気に入ってくれたなら、お乗り頂けませんか？」

いきなりの押しに私は少し迷いましたが、妻は逆に乗り気になりました。

「どこまで頑張ってくれるんですか？」

「はい。15万円値引きです。通常の3倍の値引きです。本当に頑張れるんです」

確かに大きな値引きが出ました。妻はそれにもう惹かれまくっていました。

「いいじゃない。ここまで値引きしてくれるんなら。車も気に入ったし。私、早く乗りたいわ」

どうやら妻の心は奪われたようです。私もイグニスにするのは何の文句もありません。しかし20年ぶりにきて、いきなり決めていいものか、そこが少しだけ迷います。でも妻も私の心を見透かしたように言いました。

「どうせ考えてもきっとここに帰ってくるわよ。だったらさっさと決めてしまいましょうよ。車がなかっても困るし」

妻がそこまで言うのならいいでしょう。20年ぶりの新車乗り換え。気分は高揚します。
一日でも早く乗りたいですね。