トヨタのSUV「ランドクルーザー」は2021年8月にフルモデルチェンジ、300系に進化しました。
14年ぶりのリニューアルということもあり、発売と同時に注文が殺到、納車まで1年以上掛かるほどの人気ぶりです。
メカニズム面では、ラダーフレーム構造やフルタイム4WD方式など先代の特徴を受け継いでいます。
ここでは、ランドクルーザー300の雪道走行性能や燃費を徹底的に検証していきますので、購入時の参考にどうぞ。
ランドクルーザー300 4WDの価格は?
ランドクルーザー300に2WD車の設定はなく、全車フルタイム4WD方式を採用しています。
売れ筋のグレードは、ディーゼルエンジン搭載の「3.3 ZX」です。
ランドクルーザー300 3.3ZX 4WD 7,600,000円
ランドクルーザー300 4WDのライバル車との価格差は?
最大のライバルは?
ランドクルーザー300と直接的に競合するライバル車は、国産車には存在しません。
キャラクターや価格面から、英国車のランドローバー・ディフェンダー 110が最大のライバルと言えるでしょう。
ランドクルーザー300 3.3 ZXと競合するディフェンダー 110のグレードは、X-ダイナミック SEです。
価格は8,650,000円で、ランドクルーザー300 3.3 ZXと比べ105万円高い設定になっています。
ディフェンダー 110との仕様・装備の違いは?
パワートレインを比較すると、ランドクルーザー300が3.3L V6ディーゼルターボエンジン (最高出力309ps/最大トルク71.4kg・m) +10速AT、ディフェンダー 110が3L直6ディーゼルターボエンジン (最高出力300ps/最大66.3kg・m) +8速ATです。
ランドクルーザー300の方が排気量が大きい分スペックで勝るほか、ATの段数でも勝っています。
しかし車両重量はディフェンダー 110の方が130kg軽いので、動力性能は互角と見てよいでしょう。
装備面を比較すると、ランドクルーザー300のみに付く装備として電動ムーンルーフ、フロントシート・セカンドシート左右快適温熱シート+シートベンチレーション、トルセンLSDなどがあります。
一方ディフェンダー 110のみに付く装備は、10スピーカー+サブウーファー付サウンドシステム、3Dサラウンドカメラ、360°パーキングエイド、電子制御サスペンションなどです。
装備には一長一短がありますが、トータルでほぼ互角と言えるでしょう。
ランドクルーザー300 4WDの実燃費は?
ランドクルーザー300 4WDの推定実燃費は?
ランドクルーザー300 3.3ZXのカタログ燃費 (WLTCモード) は9.7km/Lです。
実燃費をカタログ値×0.8で試算すると、
9.7×0.8=7.8km/L
推定実燃費は7.8km/Lと出ました。
ランドクルーザー300 4WDとライバル車との実燃費の差は?
ディフェンダー 110のカタログ燃費は9.9km/Lなどで、同じように実燃費を試算すると、
9.9×0.8=7.9km/L
推定実燃費は7.9km/Lで、ランドクルーザー300との差はほとんどないと見て間違いないでしょう。
ランドクルーザー300 4WDの雪道の走行性能は?
ランドクルーザー300の4WDはどんなシステム?
4WDの概要
ランドクルーザー300の4WDシステムは、センターデフにトルセンLSDを用いたフルタイム4WDです。
更にZXには、リヤデフにもトルセンLSDが備わります。
4WDの制御
通常の前後駆動力配分は40:60で、コーナーリング時は駆動力配分を後輪寄りにして旋回力を高めます。
また前後輪のいずれかが空転した場合、空転していない側の車輪にトルクを配分して車両を安定させる制御も採用。
更にGRスポーツは、左右の車軸を直結してスタック時の脱出力を高める電動デフロックも標準装備します。
ランドクルーザー300 4WDの雪道での実際の走行性能は?
発進時
常時4輪に駆動力を伝達する方式なので、滑りやすい雪道でもホイールスピンが発生しにくく、確実な発進が可能です。
万が一スリップした場合もアクティブトラクションコントロールが働き、空転した車輪にブレーキを掛け残りの車輪に駆動力を配分してくれるので、安定した発進ができます。
登坂および降坂時
登坂時にもアクティブトラクションコントロールが威力を発揮し、スリップを抑えてくれます。
坂が急などの理由でそれでもスリップする場合も、アクセルやブレーキ操作なしで低速走行ができるクロールコントロールで対応できるでしょう。
また下り坂でも、一定の低速を維持するダウンヒルアシストコントロールが使えるので、安心して走れます。
ダウンヒルアシストコントロールを使わない場合は、車両重量が重い分ブレーキの効きが良くないので、オーバースピードは禁物です。
通常走行時
6つの走行モードを選べるマルチテレインセレクトで「ディープスノー」を選択すれば、深雪路でもグイグイと走行することができます。
万が一スタックしてしまった場合も、大抵のケースではクロールコントロールで対応できるでしょう。
ただし、標準装備されるオールラウンドタイヤは雪道に対応しないので、雪道を走る際はスタッドレスタイヤへの交換が必須になります。
ランドクルーザー300 4WDのまとめ

toyota.jp/landcruiser
ランドクルーザー300 4WDの雪上性能は、スタッドレスタイヤさえ履いていれば非常に高いレベルにあります。
最低地上高が225mm確保されていることも、ランドクルーザー300の強みです。
車両重量の重さがマイナス要素として働くケースもあるので、過信は禁物ですが、雪国に住むユーザーやウインタースポーツの愛好者に安心しておススメできます。
一方、燃費性能はあまり良いとは言えませんが、先代より向上している点は評価していいでしょう。
下取り車があるなら、さらに新車が安く買える
新車を買うなら、購入価格も気になるところではないでしょうか。
もし下取り車があるなら下取り車を高く売ることで、トータルで新車を安く買うことが出来ます。
実は値引きよりも下取り車の方が、新車を安く買うには重要なのです。
ディーラーで査定した下取り車の価格は、かなり低く見積もられています。
何故かと言うと、再販するにしろオークションに流すにしろ、人件費や車両保管、整備等の経費がディーラーの場合非常に多く掛かってしまいます。
そのため、下取り車の査定金額は低くなってしまうのです。
反対に買取専門店なら、買取った中古車を在庫させずに、すぐにオークションに出す事が出来るので経費がディーラーより掛かりません。買取専門のため余計な経費は掛けないので、その分査定金額は高くなります。
この買取店の金額とディーラーの査定額を比較すると、平気で20万円以上安く見積もられる事があります。
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そこでディーラーに「買取店で96万円の金額がついている」と伝えた所、95万円までディーラーの査定金額がアップしました。
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今月のランドクルーザーの値引き動向を随時掲載しています。ご参考ください。