現行モデルはレガシィツーリングワゴンが廃止されたことによって、輸出仕様と共通ボディとなり、歴代とは異なる全幅1,840mmという大型SUVに変貌。
その大きさ故に、ツーリングワゴンの主役の座はレヴォーグに譲ったものの、その迫力あるスタイリングと悪路走破性が多くのファンを魅了しています。
そこで、このレガシィアウトバックのメリットとデメリットを、ユーザーの声も集めながら探ってみたいと思います。
さて、レガシィアウトバックに欠点はあるのでしょうか?
この記事の目次
アウトバックのボディの大きさはデメリットにならない?
全長4,815mm全幅1,840mm全高1,605mmの堂々たるボディサイズは、全高とホイールベースは変わらなくても、全長と全幅は前モデルからさらに拡大。
その結果当然のように、日本国内での取り回しは決して良いとは言えません。
広い自宅の駐車場を持ち、道幅に余裕のある道路しか走らないならそれでもいいのですが、そうではないからデメリットになります。
しかし、購入したユーザーはそのようなことは百も承知。
大きくて使いづらいなどとは口が裂けても言わないはずです。
それでも以下で紹介するエクステリアとインテリア、そして走行性能には不満もあるようです。
アウトバックのエクステリアとインテリアの評価
大きさは別としても、ステーションワゴンタイプの大型SUVには、一般の人にとって理解しづらいエクステリアではないでしょうか。
確かに、ツーリングワゴンの全盛時代にはそのエクステリアは人気の要因のひとつでした。
しかし、それは長いルーフラインと低い全高がもたらすスタイリッシュなデザインであったればこそ。地上高が上がったSUVではないのです。
同じ3ナンバーのSUVなら、CX-5のような短めの全長であることが現在の主流。
「レガシィ」というビッグネームでありながらも、一般のユーザーに響かないのは、このステーションワゴンというスタイルが最大の要因であるといえます。
ユーザーの評価は?
購入したユーザーはこのスタイリングにほれ込んで購入しただけあって、不満はゼロ。
ただし、インテリアに関しては細かな不満があるです。
もっとも多いのは、価格に見合った高級感の欠如。
納得して購入していても、やはり安っぽさが気になる方が多く、他の車種を見る機会があるとなおさら感じられるのではないでしょうか。
ユーザーのエクステリア・インテリアの口コミ
- 自宅周辺の道が狭い方にはやはりお勧めできません。
- プラスチック部分が貧弱?柔らかで、ちょっと擦った位でもすぐ新車に傷がつき、がっかりしました。
- 全体的にプラスチック感があり、高級感を感じられるものではない。
- ドアの取っ手がポケットみたいな構造で使いにくい、400万の車ならしっかりドアハンドルをつけてほしい。
- 高級感はありませんが、安っぽい感じもせず可もなく不可もなくといったところ。
アウトバックのエンジンと走行性能の評価
現行モデルに採用されるのは、先代・後期型に採用されていたFB25型の改良型で、オートステップ変速制御や6速マニュアルモードのパドルシフトを採用していますが、3.6Lエンジンは廃止。
AWDシステムには、ヒルディセントコントロール制御を備えた「X-MODE」も採用されています。
このAWDシステムこそがアウトバックの「きも」となります。
ユーザーの評価は?
2.5Lの水平対向エンジンに不満はないだろうと思いましたが、実際にはこのエンジン性能への不満が意外に多い。
理由としては、旧モデルにあった3.6Lエンジンや、スバルの他モデルに採用されるターボエンジンとの比較からのもの。
さすがスバルファンだけに、様々なスバルエンジンを良く知っており、現行モデルではエンジンを選べなかったことが不満となっているようです。
ユーザーのエンジン・走行性能の口コミ
- すぐにトルクが頭打ちになる感がある。
- アクセルを踏み始めても動きだしがやや重いような感じがする。
- 2.5Lを搭載している割には、初速・中間加速ともに伸びやトルクを感じられない。
- とにかくトルクがない。
レガシィアウトバックを評価!いいところは?
欠点やデメリットだけではなく、もちろん良い所も多々あるので、ユーザーの高評価を見てみましょう。
エクステリアとインテリアの評価
バンパー一体型のヘキサゴングリルや、ホークアイヘッドランプによるフロントデザインは、スバル車のファミリーフェイス。
ロングルーフには金属調ルーフレール、そして200mmのロードクリアランスなどを備えた独特なデザインを持ったアウトバックのエクステリア。
購入した人に聞けば、いいところだらけになるのは当然。
だからこそ人気のある他車SUVに見向きもせず、総額400万円近く出してまで購入していると言えます。
ユーザーの評価
他の車種より絶賛する声が多いのは、本当にこの車が好きでたまらないというスバリストだからでしょうか。
デカくて無骨なデザインが、ユーザーの目にはこの上なくカッコイイデザインとなり、高級感の少ないインテリアもシンプルなのが良いという事に。
全体に言えるのは、最近のしゃれたSUVにはないシンプルで質実剛健という、この車の性格そのものを表した造形が好まれている、ということです。
いたずらに高級感を求めたら、逆にマイナスになるのでしょう。
ユーザーの口コミ
- 四隅が踏ん張ったような力強さと高級感が感じられる。
- デカイことに間違いないですが、扱えない大きさではありません。
- 一目見てカッコいい!乗りたい!と思ってしまうインパクトがありました。
- 最近の車によく見られる「スポーティ」な印象は残しつつも、やりすぎてない感があって好印象です。
- 全体的にシンプルで質実剛健な印象です。
- 統一感とともに落ち着きのある印象でした。
- 後席を倒せば広大なスペース、180センチのスキー板でも余裕で縦に積めます。
- ごちゃごちゃせず整然とした感じが良い。
アウトバックのエンジンと走行性能の評価
出力、レスポンス、燃費、静粛性など、全性能を磨き上げた「2.5ℓ BOXERエンジン」、そしてリニアな加速フィールと優れた燃費性能を提供するリニアトロニックを装備。
この2.5Lというエンジンがレガシィアウトバックのキャラクターを作り出しているのです。
その評価は、必要十分という声と、不十分という声に別れますが、AWDを軸とした足回りがしっかりと支えているからこそ、不十分な声として、もっとパワーが欲しいと思うのかもしれません。
ユーザーの評価
デメリットと真逆の評価が出るエンジンですが、AWDの性能にはさすがに評価が高いのがアウトバック。
高い車高であってもしっかりと踏ん張る足回りとともに、アウトバックの真骨頂といえる走りに大満足している声が多いのは当然。
ただし、日常の使い勝手というよりも、高速道路や曲がりくねった峠道、そして悪天候での安心感といった非日常でのパフォーマンスに偏るようです。
ユーザーの口コミは?
- 街乗りや高速で不満を感じることはありません。
- 競合車を比較試乗しましたが、このハンドリングはピカイチだと思います。
- 実用的には余り問題はありません。
- 最低地上高の割にカーブが曲がりやすい、まったく不安なく曲がっていける。
- AWDの安定感は素晴らしい。高速道路でRのキツイカーブでも踏ん張ってます。
- 地上最低高が200mmあるので道を選ばず走れるのも良かったです。
アウトバックの価格に対する評価
レガシィアウトバックは、3,294,000円のベースグレードと、3,564,000円のリミテッドという2つのグレードのみの設定です。
どちらも、2.5Lエンジンで、4WD。そして、アイサイト(ver.3)などの安全装備が標準となります。
違いはホイールのサイズやルーフレールの有無、そして本革シートなどの上級装備となっています。
価格的には、マツダのCX-5の上級車相当であり、車体の大きさのわりには安いということも言えます。
ユーザーの評価
割高感よりも、割安感を評価する声が多いようです。
グレードが絞られているためにフル装備状態での価格なので安く感じたり、比較する車種が国産車ではなく、輸入車であることもその要因ではないでしょうか。
500万以上する輸入ワゴンよりも装備があり、この値段なら納得するのも事実でしょう。
他に比較すべき国産車が見当たらない事も言えます。
ユーザーの口コミ
- レギュラーガソリン仕様なので燃料代も安くて助かります。
- 内容を考えれば妥当かと思います。
- 庶民としては、決して安くないですが、この性能でこの値段で出せるのは、感心いたします。
- アイサイトを加えて、このお値段の車は世界を探しても他に無いと思います。
レガシィアウトバックの総合評価
北米などでは安価な人気車種として定着していますが、国内においては、熱心なスバルファンが支える車種という位置付けのレガシィアウトバックですが、計画販売台数も少なく、現在は月販800台にすぎません。
アウトバックの購入者で目立つのは、クルマの知識も豊富で、そのメリットデメリットをすべて知ったうえで購入するので、購入後に不満を口にすることは極めて少なく、あっても非常に技術的な内容が多いのが特徴といえます。
デメリットも含めて長く付き合える車、それがレガシィアウトバックなのかもしれません。
下取り車があるなら、さらに新車が安く買える
新車を買うなら、購入価格も気になるところではないでしょうか。
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そのため、下取り車の査定金額は低くなってしまうのです。
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レガシィアウトバックの値引き交渉のノウハウはこちら
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今月のレガシィの値引き動向を随時掲載しています。ご参考ください。