レガシィアウトバックは、スバル車の中で最も大型のモデルです。
スバル車の美点のひとつに運転のしやすさがあげられますが、レガシィアウトバックはボディが大きいだけに、そのメリットが失われている可能性もあります。
ここでは、実際のところレガシィアウトバックの運転はしやすいのか難しいのかを検証すると同時に、駐車のコツや運転をサポートするアイテムについても紹介しますので、アウトバックの購入を検討されている方は参考にしてみてください。
この記事の目次
レガシィアウトバックの大きさは?ボディサイズをチェック
まず初めに、レガシィアウトバックの売れ筋グレード「リミテッド」のボディサイズをチェックしてみましょう。
【レガシィアウトバック リミテッド】
全長 4,820mm
全幅 1,840mm
全高 1,605mm
4.8mを超える全長や1.8mオーバーの全幅など、北米市場をメインターゲットとするだけあって大きさもアメリカンサイズになっています。
狭い道路や駐車場が多い日本で使うには、さすがに少し大き過ぎると言えそうです。
ここで、スバルの主力車種であるインプレッサスポーツとボディサイズを比較してみましょう。
【インプレッサスポーツ 1.6i-L アイサイト】
全長 4,460mm
全幅 1,775mm
全高 1,480mm
レガシィアウトバックはインプレッサスポーツと比較すると全長が30cm以上長く、全幅も6m以上広いディメンションです。
もしインプレッサスポーツから乗り換える場合は、いつも停めている駐車場や自宅周辺の道路状況で問題なく使用できるかどうか、念のため確認しておくといいでしょう。
また、全高が1,550mmを超えるため、ハイルーフ非対応の立体駐車場での利用ができなくなることにも注意が必要です。
レガシィアウトバックの小回りは効くか?レガシィアウトバックの最小回転半径
次に、レガシィアウトバックの小回り性を検証してみましょう。
レガシィアウトバックの最小回転半径は5.5mで、インプレッサスポーツの5.3mと比べ20cm大きい数値です。
数値的には大した差ではないように思えますが、ボディの大きさが違うため、実際には路地を曲がる時や駐車の時などの取り回しに少なからぬ差が生じるでしょう。
ただ、同クラスのアテンザワゴンの最小回転半径も同じ5.5mですし、レガシィアウトバックの小回り性能に特に難があるという訳ではありません。
むしろ、このサイズの4WD車としては小回りが効く部類です。
レガシィアウトバックは運転しやすい?難しい?車両感覚と運転感覚
レガシィアウトバックのフロントの見切りは良好
レガシィアウトバックは視界に配慮した設計が施されている上、運転席からボンネットの先端が見えるので、フロントの見切りが優れています。
ボンネットは決して短くありませんが、駐車の際などに鼻先を壁ギリギリまで寄せることも慣れるまでそう時間は掛かりません。
※レガシィアウトバック 出典subaru.jp
また、斜め前方視界の点でも、Aピラー(フロントピラー)の形状やドアミラーの取付位置が工夫されている上、死角の軽減に効果的な三角窓が設けられているので、かなり優れています。
交差点で右左折する際も、歩行者などを発見しやすいので安心です。
レガシィアウトバックの車幅の感覚は掴みやすい?
全幅が広いレガシィアウトバックですが、運転席から見えるボンネットフードが車幅を掴む目安になってくれます。
視界の良さやアイポイントの高さと相まって、路肩に寄せたりすることも思いのほか容易にできるはずです。
とはいえ、同じ長所を持つXVなどと比べると、ボディが大きい分神経を使うこともまた事実です。
ボンネットや左右のAピラー・ドアミラーなどを目安に運転していれば、自然とアウトバックの車幅感覚は掴めてくるでしょう。
レガシィアウトバックの後方視界は良好
※レガシィアウトバック 出典subaru.jp
レガシィアウトバックは、リアウィンドウやリアクォーターウィンドウの面積が十分大きく、Dピラー(リアピラー)も最近の車としては細めです。
そのため後方及び斜め後方視界が良好で、死角も少なくなっています。
車線変更の際も後側方から接近する車両が発見しやすいので、安全性の高さにつながっていると言えるでしょう。
レガシィアウトバックの駐車にはコツがある?
レガシィアウトバックは全方位的に視界が良く、ボディの四隅の位置が把握しやすいので、大きさの割には駐車がしやすい車です。
ただ、前後ともにコーナーセンサーが標準装備されないため、油断をすると障害物や他の車などにぶつけてしまう可能性もあります。
特にバックでの駐車は、アウトバックの車体が長いこともあり、後ろだけでなく前も注意していないと、バンパーの角を壁にこすってしまうケースもあるので、十分注意して駐車しましょう。
レガシィアウトバックの運転で役立つアイテム
ディスプレイコーナーセンサー(2センサー)
先ほどコーナーセンサーについて触れましたが、フロントのセンサーに関しては「ディスプレイコーナーセンサー」という名称でディーラーオプション設定されています。
※レガシィアウトバック 出典subaru.jp
このアイテムは、障害物との距離が60cm以内に近づくとブザー音で注意を促す機能を持っており、壁や他の車両にぶつけてしまうリスクを大幅に軽減できるのがメリットです。
ただし、インジケーターやディスプレイ表示機能がないため、41,040円という価格はやや割高にも感じられます。
大きな車の運転に不慣れな人にはお勧め、と言っておきましょう。
リヤビューカメラ
ディーラーオプションの「ダイヤトーンサウンド ビルトインナビ」を装着した場合、標準装備されるリヤビューカメラが作動します。
※レガシィアウトバック 出典subaru.jp
車両後方に設置されたカメラの映像をナビ画面に表示し、安全確認を容易にすると同時に、舵角連動ガイド線の表示により駐車をサポートする機能を持つので、かなりメリットが大きいと言えます。
ダイヤトーンサウンド ビルトインナビの価格は255,960円と高価ですが、予算に余裕があればこのナビを選びたいところです。
もちろん、他のナビを選んだ場合でも別途リアカメラを付けられるので、ナビを付けるならリアカメラも一緒に付ける事をおすすめします。
レガシィアウトバックの運転のしやすさまとめ
レガシィアウトバックはフロントの見切りや車幅の掴みやすさ、後方視界など、運転しやすさに繋がるあらゆる要素が優れています。
しかし、状況によっては物理的なボディの大きさを如何ともしがたいケースも生じるので、必ずしも運転がしやすい車とは言い切れません。
特に、大きい車の運転が苦手な女性ドライバーには荷が重いかもしれません。
ただ、コーナーセンサーやリヤビューカメラなどをオプションで付ける事で運転がしやすくなるので、ぶつけてしまうリスクは下げられるでしょう。
下取り車があるなら、さらに新車が安く買える
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そのため、下取り車の査定金額は低くなってしまうのです。
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