1995年から販売されているダイハツ『ムーヴ』
スズキのワゴンRに対抗すべく投入された、ダイハツの看板車種です。
何度もモデルチェンジがされ、2014年には6代目となるムーヴが販売されています。
最近のマイナーチェンジでは2トーンカラーが発売され、さらに注目を集めています。
そこで今回は、ダイハツの看板車種であるムーヴとムーヴ カスタムの内装について詳しく見ていくことにしましょう。
ムーヴの内装の質感は?
ムーヴの内装色
ムーヴの内装色は、標準では「ベージュ」のみとなっています。
インパネやドアトリムなどにベージュが使用され、非常に落ち着いた印象を受けます。
ルーフにはライトグレーが使用され開放感のある内装になっていますね。
ダッシュボード部分はブラックになっており、車内全体にベージュを使用してしまうと少しぼやけた印象になってしまいますから、画像のように部分的にブラックを使用することで、内装が引き締まります。
ただ、ベージュはブラックなど濃い色と比べると、汚れが目立ってしまうのが欠点ですね。
メーカーオプションで『ブラックインテリアパック』が用意されており、汚れが気になる方やブラックを増やして引き締め感が欲しいという方は、ブラックインテリアパックを選択してもいいですね。
ムーヴカスタムの内装色
ムーヴカスタムの内装色は「ブラック」で統一されています。
ルーフやピラー以外はすべてブラックとなっています。
内装がブラックで統一されていますので、上記でご紹介したベースモデルのムーヴと比べると非常にクールな印象を受けます。
また、ドアトリム部分にはファブリック素材が使われ、ドアアームレストにはブラックパネルを使用するなどして、質感が高められています。
汚れが目立ちにくく、落ち着いたシンプルな内装は、飽きがこないので長く乗ることができますね。
しかし内装色がブラックの場合、光の熱を吸収しやすくベージュなどの内装色と比べて車内が暑くなりやすいです。
真夏はサンシェードなどの熱対策を行うことをオススメします。
ムーヴのシート表皮・デザイン
ムーヴのシート表皮には、ファブリック素材が使用されています。
内装色と同じ、ベージュ色のシートとなっています。
手触りの良いさらっとした素材が使用されているのが特徴です。
シートの硬さは、程よく硬くもなく柔らかすぎることもありませんが、少し残念だったのは、シート座面の厚みとサイドサポートの張り出しが少ないことです。
シート座面は厚みがなく薄く、長時間座っているとお尻が痛くなる可能性があります。
背面部分に関しても、サイドサポートの張り出しが少ないですね。
サイドサポートの張り出しがあると横への移動がしにくいので、ムーヴはソファタイプのシートを採用して、横への移動をしやすくしています。
長時間のドライブでは、疲れが出てしまうかもしれません。
シートはもう少し肉厚のあるものを採用してほしかったですね。
ムーヴカスタムのシート表皮・デザイン
ムーヴカスタムのシートは、選択するグレードによって素材が異なります。
ハイパーSAⅢグレードには、本革とファブリック素材のコンビネーションシートとなっています。
本革は座面と背面のサイドサポート部分に施されています。
ハイパーSAⅢ以外のグレードには、ファブリック素材のシートが採用されています。
シート全体はブラックとなっており、座面と背面の一部が少し青みがかったカラーとなっています。
濃紺のような色味なので、内装のブラックとの相性がいいですね。
座り心地やシートの感触は、先に紹介したベースモデルのムーヴと変わりはありません。
シートに本革を使用したり、シートカラーの違いなどからムーヴカスタムの方が上質に感じます。
ムーヴのインパネ
ステアリング
ムーヴXターボ/SAⅢには、本革巻きステアリングが採用されています。
本革巻きのステアリングは、非常に握り心地がよく多少の手汗でも滑ることなく操作できることが特徴です。
ムーヴに使用されている本革は、滑らかで触り心地が良いものとなっており、長時間触れていても違和感がないです。
ステアリングは、運転する際に必ず触れる部分ですから、試乗した時には握りやすさや素材の質感も確認しましょう。
ちなみに、ムーヴXターボ/SAⅢ以外のグレードには、ウレタン素材のステアリングが装備されます。
ウレタン素材のステアリングは、年数が経つごとに表面がツルツルになっていくので、古くなるとハンドルカバーを付けるなどの対策が必要な場合もありますが、メーカーオプションで「ブラックインテリアパック」を選択するとステアリングも本革巻きのものに変更されます。
オートエアコン
ムーヴXターボ/SAⅢ、ムーヴX/SAⅢには、オートエアコンが装備され、プッシュ式コントロールパネルが採用されています。
風量や車内温度を細かく設定でき、快適に過ごすことができます。
それぞれの操作ボタンは押しやすいように大きめにデザインされており、温度設定もダイヤルを回して調節ができます。
操作方法に戸惑うことなく、簡単に操作できるのは好印象ですね。
ムーヴLにはダイヤル式のマニュアルエアコンが装備されます。
ムーヴカスタムのインパネ
ステアリング
ムーヴ カスタムRS/SAⅢ/ハイパーSAⅢハイパーの3つのグレードには、本革巻きステアリングとシルバー加飾が装備されています。
上質な質感をもつステアリングに、シルバー加飾が施されることによって、高級感がアップします。
シートやオーディオパネルとの相性も良く、まとまりのある内装になっているのがいいですね。
この3つのグレード以外には、ウレタン素材のステアリングが装備されます。
インパネガーニッシュ
エアコン操作パネル部分やシフトノブ周辺に施されたパネルの素材にも違いがあります。
ハイパーSAⅢシリーズには、ディープマルーン(幾何学柄)が使用され、光沢がありうっすらと柄が入ったものとなっています。
見る角度によっては濃いブルーに見えたり、ブラックに見えたりと非常におしゃれなデザインとなっています。
これら以外のグレードには、柄のないグロッシーブラックのパネルが装着されます。
実際に見てみるとブラックというよりは、ダークグレーのような色合いになっています。
車内に使用されているブラックとは違った色なのでパネルが内装の良いアクセントになっています。
ムーヴの収納・荷室の使い勝手は?
運転席側の収納
カップホルダー
運転席側のカップホルダーは、備え付けのものとなっています。
運転席の右側に設置されており、ウィンカー操作に干渉することなく使用できます。
インパネアンダートレイ
ステアリングの下部に収納ポケットが装備されています。
横長で奥行きもあるため財布や窓拭き用のタオルなどを収納することができます。
外から見えづらい位置にあるので、財布などを置くのに重宝しますね。
ただ、高さがないので、化粧ポーチなどを収めるのは難しいかもしれません。
運転席サイドトレイ
運転席の右下に小物を収納することができるスペースがあります。
非常に小さいため、ガムや小銭入れ程度しか収納できませんが、収納が少なくなりがちな軽自動車では、重宝するアイテムです。
フロントドアポケット
ドア部分に収納スペースが確保されています。
多くの車種に採用されているドアポケットには、収納スペースとドリンクホルダーの2つが装備されています。
しかし、ムーヴの場合ドリンクホルダーは装備されておらず、雑誌などを収納するスペースのみとなっています。
運転席の右側にドリンクホルダーが装備されていますので、そこまで不便に感じることはないですが、ペットボトルが置けるスペースもあってもいいのではないかと思います。
インパネセンタートレイ
中央のエアコン吹き出し口の下に、スマホなどが置ける収納スペースがあります。
スマホを置くドライバーが多いと思いますが、収納サイズが微妙な大きさのため、少し使いにくく感じます。
それは、スマホを縦に収納すると画像のように横に空間ができてしまい、走行中に左右へ移動してしまいます。
また、横向きに収納するとスマホのサイズによっては入らないことがあります。
スマホを収納するには、若干中途半端なサイズに感じる人も居るかもしれません。
インパネロアポケット
エアコン操作パネルの下に少し大きめな収納スペースがあります。
ペットボトルなども収納でき、運転席からも助手席からも使うことができるので、非常に便利な収納です。
しかし、インパネロアポケットは少し奥に設置されているので、取り出す際にセンターパネルが干渉してしまい、出しにくく感じます。
センターアームレスト
運転席と助手席との間にアームレストが装備されています。アームレストの中にも収納スペースが確保されています。
あまり大きなものは収納できませんが、メガネやスマホ充電コードなどを収納することができます。
このように小物を収納できるスペースがあるのは嬉しいですね。
助手席側の収納
ワンプッシュ式オートオープンカップホルダー
助手席のカップホルダーは運転席のものと違い、格納式となっています。
運転席はステアリングがあり、乗り降りに邪魔になることはありませんが、助手席の場合カップホルダーが常に出ている状態だと乗り降りの際に当たってしまうことがあります。
格納式を採用することで、スッキリとした印象で車内が広く感じますね。
助手席インパネトレイ
助手席の正面にフタのないインパネトレイが装備されています。
画像のように薄型のボックスティッシュであれば置くことができます。
また、財布やスマホも手軽に置くことができるので、非常に重宝する収納です。
グローブボックス
助手席インパネトレイのすぐ下にグローブボックスが装備されています。
大きな収納ではないですが、車検証や取り扱い説明書を収納しておくには十分なスペースです。
ショッピングフック
操作パネルの左側にショッピングフックがあります。
買い物袋などが走行中に倒れてしまわないように、引っかけておくこともできますし、袋を掛けてゴミ箱としても使用できます。
いろいろな使い道があるので、非常に便利です。
シートアンダートレイ
助手席のシートの下にトレイがあります。
トレイを引き出すことによって使用することができ、汚れたものや履き替え用の靴などを収納することができます。
軽自動車の少ないスペースを有効活用し、ユーザーの意見がしっかりと取り入れられています。
フロントドアポケット
運転席と同様にドア部分に収納ポケットが装備されています。
ムーヴ カスタムの収納
ムーヴ カスタムの収納は、ベースモデルのムーヴで紹介したものと同じです。
しかし、仕様が若干異なるものもあります。
インパネトレイ
大きく異なるのは、助手席前にあるインパネトレイです。
ムーヴ カスタムの場合は、フタが付きます。
画像のように手前に開くタイプのものとなります。
また、トレイの中にLEDイルミネーションが施され、ブルーに照らしてくれます。
センタートレイ・カップホルダー
センタートレイと運転席・助手席のカップホルダーの形状は同じですが、こちらもインパネトレイと同様にブルーのLEDイルミネーションが施され、雰囲気のある内装となります。
後部座席の収納
シートバックポケット
助手席のシートバックに雑誌や地図を収納できるポケットが装備されます。
運転席のシートには無く、助手席のみとなっています。
シートバックショッピングフック
助手席のシートバックにショッピングフックが装備されています。
リアドアポケット
リアドア部分に収納スペースがあります。
こちらは運転席・助手席とは違い、ペットボトルを収納できるボトルホルダーが装備されています。
もちろん小物を収納できるスペースも確保されていますので、収納が少ない後部座席には重宝しますね。
ムーヴの荷室のサイズは?どれぐらい積める?
ムーヴの荷室のサイズは、高さ825mm・幅1030mm・奥行き320mmとなっています。
通常使用の場合、奥行きが320mmしかないため、少し狭く感じます。
買い物袋3つほどで荷室がいっぱいになるスペースしかないです。
しかし、ムーヴは後部座席をスライドさせることができるので、もう少し荷室スペースを広げる事が出来ます。
後部座席をスライドさせると奥行きが560mmまで拡大します。
通常使用の時と比べて240mm広くなり、スーツケースも楽に積むことができますね。
以前のモデルでは、スライドさせるには後部座席まで移動して操作する必要がありましたが、新しくなったムーヴでは荷室からもスライド操作できるレバーが装備されます。
後部座席を倒して荷室を広くすることもできます。
後部座席のシートを倒すことによって奥行きを1100mmとかなり広くスペースを確保することができます。
後部座席のシートは、肩口にリクライニングレバーが装備されていますので、荷室からでも簡単にシートを倒すことができます。
そのため、シートを倒す際にわざわざサイドに回り込む手間がないので、とっさに使用したくなった場合でも操作できるのは嬉しい機能ですね。
さらに、ムーヴには床下収納も装備されています。
ボードを引き上げると収納スペースがあります。
小物や洗車グッズなどを収納できますし、ボードを開いたまま固定すれば、背の高い荷物も積むことができます。
ただ、横幅があまりなく、収納スペースの形状もややデコボコしているので、使いにくく感じるかもしれませんね。
ムーヴの内装まとめ
ベースモデルのムーヴの車内は明るく広い印象を受け、ムーヴ カスタムはブラックの内装色で引き締まった高級感のある内装でした。
どちらも同じ車種ですが、ベースモデルとカスタムでは外観デザインの違いの通り、内装の雰囲気が大きく異なります。
収納スペースや荷室のサイズなどに違いはほとんどないので、実際に内装を見て雰囲気や質感などを確かめることをオススメします。
下取り車があるなら、さらに新車が安く買える
新車を買うなら、購入価格も気になるところではないでしょうか。
もし下取り車があるなら下取り車を高く売ることで、トータルで新車を安く買うことが出来ます。
実は値引きよりも下取り車の方が、新車を安く買うには重要なのです。
ディーラーで査定した下取り車の価格は、かなり低く見積もられています。
何故かと言うと、再販するにしろオークションに流すにしろ、人件費や車両保管、整備等の経費がディーラーの場合非常に多く掛かってしまいます。
そのため、下取り車の査定金額は低くなってしまうのです。
反対に買取専門店なら、買取った中古車を在庫させずに、すぐにオークションに出す事が出来るので経費がディーラーより掛かりません。買取専門のため余計な経費は掛けないので、その分査定金額は高くなります。
この買取店の金額とディーラーの査定額を比較すると、平気で20万円以上安く見積もられる事があります。
ただ、自分の車の相場が分かっていないと、ディーラーの査定額が高いか安いかの判断が出来ません。
そこで、管理人が毎回利用するのが一括査定の「ナビクル車査定」です。わずかな入力時間ですぐに自分の車の買取金額が表示されます。
この時は、ディーラーで76万円で査定されたフィットシャトルが、上記のように最高96万円の買取金額が付きました。
そこでディーラーに「買取店で96万円の金額がついている」と伝えた所、95万円までディーラーの査定金額がアップしました。
ナビクル車査定の買取金額をディーラーに伝えただけで、なんと19万円もアップしたのです。とても簡単なので、ディーラーの下取り金額をアップさせるにはオススメの方法ですね。
ちなみに実際に買取店に査定してもらった所、最高で108万円の金額を付けた買取店があったので、そこに売却しました。
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「燃費のいい車を探して」「予算50万以内で荷物を積める車を探して」と言ったリクエストも可能です。中古車探しで気になる事は、なんでも相談してみるといいでしょうね。
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