NBOX人気はとどまるところを知らず、軽自動車の販売ランキングにおいて全タイプ中で堂々の1位…ということだけでなく、現時点での最新版である2017年11月度の登録車(普通乗用車)も含めた販売台数ランキングでも、2位のダイハツ「ムーヴ」に2倍近い差を付けた20,992台と、圧倒的な人気を誇っています。
それだけ多くの人たちの支持を得ていているクルマだからこそ知っておきたい、弱点や欠点をここでは紹介していきたいと思います!
NBOXを評価!欠点、デメリットはあるか?
クルマとしての完成度は非常に高いレベルであるNBOXですが、それでも完ぺきなクルマというのはまず存在しないでしょう。
口コミや実際のユーザーの声から聞こえてくる、欠点・デメリットとは⁉︎
走行安定性に欠けるNBOX
乗り心地やコーナリング性能については、トールワゴンタイプであることを考慮しても優秀だという好意的な意見が多い中、それでもどうしようもできないのが高速走行時などの横風による影響です。
1tを切る車重でこれだけ背の高い箱型のクルマであれば、風の影響をまともに受けてしまいます。
操作感の軽いステアリングは女性のことを考えての味付けだとは思いますが、逆にこの特徴と相まって、高速走行時の安定感には不安が残ってしまいます。
少し風があったり、横の車線を大型トラックが走っていようものなら、直線道路であっても自ずと修正舵が増えて運転が疲れてしまいます。
これは想像以上のもので、同乗者も不安になる上に運転に慣れている方でも思わずヒヤッとしてしまうレベルです。
普通車と遜色ないレベルの仕上がりの軽自動車と言うこともあり、家族のメインカーとして考えていて高速道路を使った遠乗りや幹線道路を走る機会が多いのであれば、個人的にはあまりNBOXをオススメしたくない要因のひとつになる大きな欠点だと言えるでしょう。
何だか惜しい…差別化の理由は?
スーパースライドシート仕様のデメリット
NBOXの売りのひとつが、助手席スーパースライドシート仕様とベンチシート仕様、いずれか好みの方を選べるグレード構成にあります。(エントリーモデルにあたるNBOXのGはベンチシート仕様のみ)
使い勝手の幅が広がり魅力的なスーパースライドシートですが、実は収納部分に関してデメリットが出てきてしまうという落とし穴があるのです!
実はベンチシート仕様にあってスーパースライドシート仕様に無い収納があります。
そこで取り上げたいものが…
「ドアポケットのドリンクホルダーが無い」
「センターコンソール下のロアボックスが無い」
という2点です。
比較的使用頻度の高い収納2ヶ所が無くなってしまっているのは、大きく前にスライドする助手席にそれぞれが干渉してしまう…といった理由が恐らくあるからなのでしょう。
とは言え、スーパースライドシート仕様を選ぶことの代償としては、少し大きい気がします。
NBOXのノーマルグレードにはアルミホイールが標準で付いていない
NBOX カスタムは全グレードでスタイリッシュなデザインのアルミホイールが標準装備となっています。
しかし、NBOXではターボエンジン搭載の上級グレードも含めた全グレードで、「スチールホイール+ホイールキャップ」が標準となっています。
見た目の華やかさという面においても、せめて上級グレードくらいには専用アルミホイールが標準装備されていれも良いのでは…と、クルマ好きとしては思ってしまう次第です。
後部座席アレンジ時の欠点
NBOXの後部座席のアレンジの幅は素晴らしいものがありますが、その中で欠点だと言える点がシートの操作性です。
まず一つ目が、シートを前後にスライドするにはシート下のストラップを引いて操作しないといけないことです。
多くの車はレバー式になっているので、レバー式の方が馴染み深く操作性も良いはずです。
ストラップタイプだと力も入れづらいので、慣れてしまえば問題ないかもしれませんが、使いにくさは否定できません。
二つ目が、後部座席の背もたれを倒してフラットな荷室空間として使った後、元に戻す際にひと手間掛かる点です。
実は背もたれを起こすと座面も背もたれと一緒に起き上がってしまうのです。
ですので、復帰の際には…
①背もたれを起こす。
②座面をおさえながら、座面下にあるフットを起こす。
③座面を前方に倒して、フットをガイドに入れて固定する。
という手順を踏む必要があります。
ワンタッチで操作できればユーザーの負担も格段に軽くなるので、非常に惜しい欠点だと言えますね。
ユーザーが最も感じている欠点は⁉︎
恐らくNBOXを検討しているユーザーにとって1番ネックになるのが、車両価格の高さでしょう。
軽自動車という規格を越えた装備や質感の高さを兼ね備えたNBOXは、それに伴って車両価格も必然的に高くなってしまいます。
最も下のグレードでも138万円で、カスタムの4WDともなれば200万円オーバーです。
ここまでくると、コンパクトカークラスの普通車でも装備の充実したグレード、または車種によっては最上級グレードさえも超えてくる価格帯となります。
ひと昔前では考えられない価格ですが、これも時代の変化ということでしょうか…。
NBOXを評価!いいところは?
いま日本で1番売れているクルマ、NBOXにも勿論欠点はありましたが、それ以上にユーザーを魅了する良い所が沢山あるようです!
普通車に引けを取らない納得の快適装備!
シート本体のクオリティの高さ
NBOXのシートフレームはセダンと同等サイズを採用しているということもあり、座り心地の良さに定評があります。
こういった部分の造り込みの差は、ロングドライブ時において大きく差が出てくると言えます。
また、シートバックにはビニール袋などを掛けるフックだけでなく、上部にスマホなどを置いておくにはちょうど良いメッシュポケットが備わっており、後部座席の乗員の快適性もとても良く考えられていると言えます。
スーパースライドシートの実力
NBOXのウリでもあるスーパースライドシートは、なんとスライド量が57cmもあります。
後部座席で着替えをしたり、長尺物を載せたい時には目一杯までシートを前に…
一方で、後部座席のチャイルドシートにお子さんを乗せるのであれば、後ろまでシートをスライドすれば、お子さんの様子を見るのにとても助かりますし、車両から降りずとも後部座席への移動もできてしまいます。
デメリット紹介の項目で収納が減ってしまう点を指摘しましたが、軽自動車という枠の中でこれだけの利便性があるシートというのもなかなか無いので、メリット・デメリットを納得できるのであればとても重宝する装備だと言えるでしょう!
軽自動車にもACC(アダプティブクルーズコントロール)を搭載!
驚きなのがNBOXには時速30km/h〜対応の、前走車追従型のクルーズコントロールであるACCが全車標準装備となっている点です!
軽自動車はクルーズコントロールすら付いていないものも多い中で、これは圧倒的なセールスポイントだと言えるでしょう。
クルーズコントロールは高速道路は勿論のこと、信号機の少ない郊外路でも大活躍してくれ、運転時のドライバーの負担を軽減してくれます。
NBOXにACCを含めた「ホンダセンシング」が標準装備されたことで、他メーカーの軽自動車も負けじと予防安全装備搭載グレード・機能の拡大に動く大きなキッカケとなるかもしれませんね!
注目のエンジン性能!
NBOXには軽自動車として初の「VTECエンジン」がNA車において搭載されています。
VTECと聞けばホンダの代名詞というくらい昔から馴染み深いもので、所謂「可変バルブリフト機構」のことを指します。
低回転域でのエンジントルクと高回転でのパワーの両立を可能としたVTECは、元は往年のホンダのスポーツカーのエンジンに搭載されてきたシステムですが、近年はそのシステムの特色からエコカーにもその技術が活かされることが多くなってきました。
そんなVTECエンジンを搭載したNBOXのエンジンの最高出力(馬力)・最大トルクは、それぞれ「58PS」「6.6kgf・m」となっており、ライバル車と比較しても頭一つ抜き出ていることが数値から見てもよく分かります。
勿論、圧倒的なパワーではターボ車の方が上であることは間違いないですが、街乗りにおいてもパワー不足を感じることは少なく、燃費とキビキビした走りの良さを高い次元で両立した素晴らしいパワートレインだと言えるでしょう!
オススメのHonda純正アクセサリー
最後にNBOXを買うのであれば、是非ともオススメしたいオプション装備を2つ紹介しましょう!
ハンズフリースライドドア
これは個人的にも絶対に欲しいオプション装備のひとつで、左リヤのパワースライドドアに装着可能となっています。
両手が塞がっている時などに、車体下のセンサーに足先をかざすとスライドドアが自動で開閉できるというもので、これはライバル車たちには無い装備で、NBOXならではの魅力ですね!
ここ数年、一部のミニバンなどで採用され始めたばかりの機能なので、まさに普通車顔負けの装備だと言えるでしょう!
大型ルーフコンソール
背の高い室内空間を活かしたオプション装備が、左右サンバイザー上部に収納を設けることができる「大型ルーフコンソール」です。
このコンソールにはボックスティッシュも入れることができ、サンバイザーを倒すとコンソール下部に空いた取り出し口からティッシュを取り出すことが可能となっています。
車内をスッキリさせつつ機能性ある装備は、敢えて付ける価値のあるオプション装備のひとつだと言えます。
NBOXの総合評価
まさに普通車顔負けの充実装備満載のNBOX…
普通車と比較しても税金等の維持費が安い分、車両価格が多少高くても乗る価値のあるクルマだということがよく分かりますね。
また、後部座席を倒せばフラットな荷室空間が生まれ、27インチサイズの自転車を2台並べて立てることができるほどの積載能力も眼を見張るものがあります。
一方で、これからNBOXと長く付き合っていくであろうユーザーが多い中、長く使う愛車だからこそ多くの魅力の裏に隠れた欠点・デメリットを敢えて理解しておくことも大切なことだと言えるでしょう!
下取り車があるなら、さらに新車が安く買える
新車を買うなら、購入価格も気になるところではないでしょうか。
もし下取り車があるなら下取り車を高く売ることで、トータルで新車を安く買うことが出来ます。
実は値引きよりも下取り車の方が、新車を安く買うには重要なのです。
ディーラーで査定した下取り車の価格は、かなり低く見積もられています。
何故かと言うと、再販するにしろオークションに流すにしろ、人件費や車両保管、整備等の経費がディーラーの場合非常に多く掛かってしまいます。
そのため、下取り車の査定金額は低くなってしまうのです。
反対に買取専門店なら、買取った中古車を在庫させずに、すぐにオークションに出す事が出来るので経費がディーラーより掛かりません。買取専門のため余計な経費は掛けないので、その分査定金額は高くなります。
この買取店の金額とディーラーの査定額を比較すると、平気で20万円以上安く見積もられる事があります。
ただ、自分の車の相場が分かっていないと、ディーラーの査定額が高いか安いかの判断が出来ません。
そこで、管理人が毎回利用するのが一括査定の「ナビクル車査定」です。わずかな入力時間ですぐに自分の車の買取金額が表示されます。
この時は、ディーラーで76万円で査定されたフィットシャトルが、上記のように最高96万円の買取金額が付きました。
そこでディーラーに「買取店で96万円の金額がついている」と伝えた所、95万円までディーラーの査定金額がアップしました。
ナビクル車査定の買取金額をディーラーに伝えただけで、なんと19万円もアップしたのです。とても簡単なので、ディーラーの下取り金額をアップさせるにはオススメの方法ですね。
ちなみに実際に買取店に査定してもらった所、最高で108万円の金額を付けた買取店があったので、そこに売却しました。
どちらに売るにしろ、ナビクル車査定はオススメできます。
新車の納期が長い・新車が高いなら新古車も選択肢に入れてみる
ガリバーの中古車ご提案サービスなら希望する車種や条件、予算などを伝えれば、 ぴったりの中古車を無料で探してくれます。
なので自分で1台1台中古車を探したり、比較する手間や時間が掛かりません。
また、現在新車の納期が長いため中古車需要が高く、本当に程度の良いお買い得な中古車は非公開車両として中古車販売店に並ぶ前に売れてしまいます。
そう言った市場に出回る前の非公開車両も優先的に紹介してくれるので、よりお得な中古車を提案してくれるでしょう。
「燃費のいい車を探して」「予算50万以内で荷物を積める車を探して」と言ったリクエストも可能です。中古車探しで気になる事は、なんでも相談してみるといいでしょうね。
併せて読みたい
NBOXの値引き交渉のノウハウはこちら
当サイトのNBOX値引き交渉マニュアルです。これを見て多くの人がNBOXを限界値引きで購入する事に成功しています。
今月のNBOXの値引き動向を随時掲載しています。ご参考ください。