8年ぶりのフルモデルチェンジで全面的にリニューアルされたノア!
そんなノアには、どんな欠点・デメリットがあるのでしょうか?
ここではノアを徹底評価しますので、購入を検討している人は参考にしてみてください。
ノアを評価!欠点、デメリットはあるか?
ノアのエクステリアの欠点は?
ノアのエクステリアで最大の特長と言えば、大迫力のフロントマスク。
上がS-Z / S-G、下がZ / G / Xの画像ですが、いずれも威圧感のある「オラオラ顔」です。
しかしオラオラ顔はもはやトレンドではなく、時代遅れの感が否めません。
市場の反応も賛否両論、と言うよりも否定的な意見の方が主流です。
新型ステップワゴンが洗練されたフロントマスクを備えているだけに、ノアの品の無さが一層際立ってしまっています。
ノアのインテリアの欠点は?
ノアのインパネ回り
ノアはXを除く全車にディスプレイオーディオが標準装備されますが、8インチの画面サイズに対してフレームが分厚く、デザイン面の野暮ったさが否めません。
オプションの10.5インチに設置スペースを合わせてしまったためですが、標準の8インチ専用のデザインにして欲しかったところ。
そうすれば、敢てオプションの10.5インチを選ばないことですっきりした外観が得られる、というメリットが得られたのにと惜しまれます。
ノアのシート&居住性
ノアの3列目シートは3人掛けになっています。
この3列目シートのお陰で7~8人乗れるわけですが、座り心地の面では褒められたものではありません。
座面の高さが低いので、大人が座るといわゆる「体育座り」のような感じになってしまいます。
また座面の長さや背もたれの高さも大人用としては不十分で、クッションも薄いため長時間の乗車は厳しいでしょう。
あくまでも子供用、大人の場合は緊急用として割り切るべき作りです。
ノアの収納&荷室
ノアの収納面での欠点は、前席にボックスティッシュの置き場がないことです。
どの収納も帯に短したすきに長しで、ボックスティッシュが入りません。
特に花粉症持ちの人にとっては、無視できない欠点になるでしょう。
また3列目シートを折りたたんだ時の荷室スペースにも欠点があります。
ノアの3列目シートは床下に格納するタイプではなく、左右に跳ね上げるタイプです。
このタイプは荷室フロアを低くできる反面、どうしても左右に張り出しが出来るので、その分荷室幅が狭くなってしまいます。
通常の使用ではまず問題になりませんが、引っ越しなどで少しでも多くの物を積みたいケースでは、ハンディになることもあるでしょう。
ノアのパワートレインの欠点は?
ノアのガソリン車に搭載されるエンジンは2L直4のダイナミックフォースエンジン。
ハイブリッドと比べ高速域の伸びが優れていますが、中低速トルクではモーターのサポートがあるハイブリッドに及びません。
発進や町中での加速はハイブリッドほどの力強さはなく、比べると物足りなく感じてしまいます。
排気量が2Lではなく2.4~2.5Lあれば余裕が生まれ、全域で力強い走りが実現したでしょう。
また現状のガソリン車は静粛性でもハイブリッドに劣りますが、排気量が大きければエンジン回転数が抑えられるため、静粛性も向上します。
廉価グレード用に2Lがあっても良いですが、上級グレードには2.4~2.5Lを搭載しても良かったのではないでしょうか?
ノアの走行性能の欠点は?
ノアのリヤサスペンションは、半独立懸架のトーションビーム式です。
コスト優先の形式なので、乗り心地やロードホールディングの点では独立懸架サスペンションと比べ不利は否めません。
実際の乗り心地もリアに多少突き上げ感があり、乗り心地の上質さを若干損ねています。
リアサスペンションの出来は後席の乗り心地に直結するだけに、ミニバンの用途を考えると少し残念なところです。
ノアの装備面の欠点は?
スイッチ操作で開閉できるパワーバックドアが標準装備される車種・グレードは少なくありませんが、ノアは残念ながら標準装備されるグレードはありません。
パワーバックドアは上級グレードのS-ZとZにオプション設定されていますが、15万円前後もする高額なセットオプションとなっています。
上記以外のグレードではオプション設定すらないので、パワーバックドアが欲しければ上級グレードを選ばざるを得ません。
また、最近は足をバンパー下にかざすだけで開閉できるハンズフリーパワーバックドアを採用する車種も増えていますが、ノアはスイッチを押して開閉する通常のタイプ。
その意味でも物足りなさが否めません。
ノアの安全性能の欠点は?
ノアの予防安全装備の種類は豊富ですが、標準装備されない装備もいくつかあります。
そのひとつが、先行車や対向車を検知すると自動でLEDヘッドランプの照射範囲を調整し、ハイビームを維持しながら相手への眩しさを緩和するアダプティブハイビームシステム。
ノアの場合、S-ZとZにオプション設定でお茶を濁しています。
標準装備のオートマチックハイビームでは、先行車や対向車を検知すると自動でハイビームからロービームに切り替わるため、その間視界が悪くなってしまいます。
ライバルのセレナが上級グレードにアダプティブハイビームシステム同等機能を標準装備するだけに、ノアもS-ZやZに標準装備、その他のグレードにもオプション設定するべきでしょう。
また、斜め後方から接近する車両を検知するとドアミラーのインジケーターでお知らせするブラインドスポットモニターも、ノアでは全車オプション扱いです。
しかも約13万円の高額なセットオプションなので、装着をためらってしまう人も多いはず。
セレナの場合、斜め後方から接近する車両を検知するとステアリング操作の支援までする機能を全車に標準装備するので、ノアはかなり見劣りします。
ノアは後発モデルなので、予防安全装備でもっと頑張って欲しかったところです。
ノアのグレード体系・価格面での欠点は?
ノアには7人乗りと8人乗りがありますが、上級のS-Z / Zは7人乗りのみの設定です。
どうしても8人乗りが必要な場合、予算がたっぷりあったとしても装備の物足りない下位グレードで妥協せざるを得ません。
またハイブリッドの4WD車E-Fourは全車7人乗りで、8人乗りの選択肢がありません。
雪国でハイブリッドに乗りたい場合、8人乗りが選べないのは問題でしょう。
ノアを評価!いいところは?
ノアのエクステリアのいいところは?
ノアはフロントマスクは好き嫌いが分かれますが、サイドビューは誰が見てもカッコいいと思うのではないでしょうか?
プレスラインを最小限に抑えながら、躍動感あふれるフォルムを実現しています。
スクエアでガシェット感のあるステップワゴンも良いですが、ノアのデザインの方が好きという人も多いはず。
またプレスライン過剰でガチャガチャしたデザインになっているセレナと比べると、ノアの優位は明らかです。
ノアのインテリアのいいところは?
ノアのインパネ回り
ノアのインパネは低く水平基調なので、広々感に溢れています。
また死角が非常に少ないので安全確認が容易で、運転しやすさも抜群です。
質感の点でも十分で、まず不満なく使えるでしょう。
ノアのシート&居住性
ノアの運転席・助手席は座り心地が良く、見た目の割にサポート性も十分確保されているので、長時間のドライブでも疲れることはないでしょう。
また2列目シートに関しても、特にキャプテンシート仕様 (7人乗り) は運転席・助手席に劣らない座り心地やサポート性を備えています。
更に2列目シートには70cm以上の超ロングスライド機構があるので、足を伸ばしてゆったりくつろげるのもメリットです。
ノアの収納&荷室
ノアの収納で特筆に値するのは、8人乗りの2列目シートに備わる格納式センターボックスです。
中央席の背もたれを引き出すと現れる収納ですが、通常はアームレスト+カップホルダーのケースが多くなっています。
ノアではアームレストの代わりにしっかり使えるオープンボックスやエコバッグフックが備わるので、利便性は抜群です。
ノアのパワートレインのいいところは?
ノアのパワートレインの一番いいところは、やはりハイブリッドの燃費性能の高さです。
22~23.4km/Lというカタログ燃費はクラストップレベルで、実燃費でも20km/Lを超えるので申し分ありません。
セレナ・e-パワーの実燃費約16km/Lと比べると、ノアの経済性の高さは明らかです。
またハイブリッドはEV走行時の静粛性が高く、高級車に乗っているような雰囲気を味合わせてくれます。
ノアの走行性能のいいところは?
新型ノアは先代からプラットフォームが一新され、走行性能がワンランクアップしました。
操縦安定性はミニバンとしてはトップレベルで、ロールの少ない安定した旋回ができます。
しっかりしたステアリングフィールもメリットで、運転するのが楽しい数少ないミニバンです。
ノアの装備面のいいところは?
ノアの快適装備で注目に値するのは、ハイブリッドに標準装備またはオプション設定されているアクセサリーコンセントです。
家電品が車内で使えるのは大きなメリットで、レジャーで大いに活躍するでしょう。
また非常時給電システムも備わり、災害で停電してもノアから電気の供給ができるなど、非常に便利な装備です。
ノアの安全性能のいいところは?
ノアには最新世代の「トヨタセーフティセンス」が搭載されています。
自動ブレーキの性能も従来より高められ、昼間の自動二輪車や夜間の自転車の検知も可能になりました。
ここまでの検知性能を持っている自動ブレーキは、そうそうありません。
ノアのグレード体系・価格面でのいいところは?
ノアは新型にモデルチェンジして、ハイブリッドでも4WDを選べるようになりました。
ライバルのセレナは、ハイブリッドのe-POWERに4WDの設定がありません。
雪国のユーザーならずとも、ハイブリッド+4WDが選べるのは大きなメリットです。
ノアの総合評価
ノアはフロントマスクのデザインが仰々しく、好き嫌いが分かれてしまいます。
全体的なフォルムはまとまりが良いだけに、フロント回りはもう少しセンスの良いデザインでまとめて欲しかったところ。
一方インテリアのデザインは癖がなく、質感や操作性も含め良く出来ています。
ただし、ディスプレイオーディオの枠の太さが惜しい点です。
シートの出来は1列目と2列目に関しては良好で、スペースにもゆとりがあります。
3列目シートは大人が長時間乗るには厳しいものがありますが、そこは割り切るべきでしょう。
パワートレインの仕上がりは優等生的で、走行性能も優れています。
多くのユーザーは大きな不満なく乗れるはずです。
快適装備や安全装備の点では、本来標準装備にして欲しいものがオプション扱いに留まるなど、やや不満が残ります。
オプションの追加でカバーできるとは言え、オプション価格が高いのはいただけません。
総合的に見てノアには不満な点もいくつかあるものの、致命的と言えるような欠点はなく、いかにもトヨタ車らしくソツなくまとまった一台と言えるでしょう。
もし下取り車があるなら、さらに新車が安く買える
下取り車を高く売ることで、トータルでさらに新車を安く買うことが出来ます。
実は値引きよりも下取り車の方が、新車を安く買うには重要なのです。
ディーラーで査定した下取り車の価格は、かなり低く見積もられています。
何故かと言うと、再販するにしろオークションに流すにしろ、人件費や車両保管、整備等の経費がディーラーの場合非常に多く掛かってしまいます。
そのため、下取り車の査定金額は低くなってしまうのです。
反対に買取専門店なら、買取った中古車を在庫させずに、すぐにオークションに出す事が出来るので経費がディーラーより掛かりません。買取専門のため余計な経費は掛けないので、その分査定金額は高くなります。
この買取店の金額とディーラーの査定額を比較すると、平気で20万円以上安く見積もられる事があります。
ただ、自分の車の相場が分かっていないと、ディーラーの査定額が高いか安いかの判断が出来ません。
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車の引き取りも全国無料で対応してくれます。
高年式車に加えて古い車や過走行の車が得意なので、他社でいい金額が付かなかったら試してみるといいでしょうね。
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今月のノアの値引き動向を随時掲載しています。ご参考ください。