NONEの購入データ
契約日 | 2016年9月17日 |
ネーム 年齢 性別 | 良勝/40代前半/男性 |
商談地 | 奈良県 |
購入グレード | N-one G |
メーカー オプション | あんしんパッケージ |
ディーラー オプション 他装備付属品 | テールゲートスポイラー インテリアパネル(木目調) ステアリングホイールカバー |
オプション総額 | 64,346円 |
車庫証明 | カット |
納車費用 | カット |
車両本体価格 からの値引き額 | 100,000円 |
オプションからの 値引き額 | -- |
無料サービス品名 | |
値引き合計額 | 100,000円 |
購入総額 (下取り分含まず) | 1,340,906円 |
下取り車 | フォルクスワーゲン GOLF 2010年式 シルバー |
下取り車の価格 | 800,000円 |
下取り車の売却先 | 買取店 (![]() |
値引き交渉レポート!
よもやこんなことになるとは…。ここまでになるんだったら、こんなことをしなくてはよかったと今、後悔しています。
私の家で、目の前で交わされている論争。
私と、ではありません。
なんとホンダの営業さんと、買取り専門店の営業さんの二人です。
何を論争しているかというと、私の車の買取り価格についてです。
事の発端は、私がホンダのN-ONEに乗り換えようとしたことから始まりました。
今乗っている車を下取りとしてホンダに出そうと思っていたのですが、そこに買取り専門店が闖入。たまたま私が買取り専門店に査定などお願いしたのが悪かったのですね。
まあ言えば後出しになる買取り専門店が高値を付け、そこにお願いしようとすると、ホンダの営業が絶対にうちに入れてくれと譲らなかったのです。
若くて、かなり血気盛んな人なのです。
私はそのホンダの営業さんに押される感じで、買取り専門店を断ろうとしたのですが、今度は買取り専門店営業さんが血気盛んに突っ込んできたのです。
こんなことあるのかと思いましたが、ホンダの営業さんが直接話させてくれと言うので、この場を持ったということになりました。
お互い若いから、どこかケンカしているような問答にこちらがハラハラしてきます。
ホンダが高値を出したら、買取り専門店もその上をいく。まるで二人でオークションをしているようでした。私の車はそんなに欲しいほど価値があるのか?少し不思議になってきます。それよりも営業として、譲れない思いがあるのかもしれませんが。
ある程度のところで、額は収まりました。もうお互いこれ以上は高く出せないとなったのでしょう。それはそうです。買い取ったら、売らなければならないのですから。高かったらいいというわけでもないでしょう。
「○○さん。どうしますか?どっちに出してくれますか?」
究極の選択を迫られました。
こんな目の前で論争され、ここでどちらかを選ばなくてはいけないなんて。正直今さらどちらも断れません。私にそんな強い心はありません。
二人に睨まれるように見つめられ、私は固まってしまいました。
しばらくして、ホンダの営業さんがほっとした声で言いました。
「○○さん。N-ONEご契約は進めていいですよね?」
いきなり新車のほうの話になったので少し唖然としてしまいましたが、私は頷きました。
「ありがとうございます。では書類のほう、させて頂いていいですか?」
そう言って契約書などを出してきました。
「あっ、はい…」
私と買取り専門店の営業さんは唖然としてしまいます。
するとそんな様子に気づいたように、ホンダの営業さんが笑って言いました。
「あっ、僕はもう買取りからは手を引きますよ。○○さんをこれ以上悩ませても申し訳ないですし。同じ額の買取りなんで、○○さんにとっては損もないですしね」
そう言ってあっさり手を引いたのです。
あまりの引き際の良さに、さっきまでのあの論争は何だったの?と言いたくなりましたが、私も究極の選択をしなくてよくなり、とりあえず胸を撫で下ろしました。
そうしてN-ONEの購入と、買取りの契約を無事終えたのです。
先に買取り専門店の営業さんが帰ると、ホンダの営業さんは言いました。
「いやぁ、良かったですね、かなり高くいけましたよ。あの下取り。正直ホンダではあんな金額、絶対に無理です」
聞くと、下取りを取られるのだったらとことんまで釣り上げてやろうとあんなやり合いをしたらしいです。
ホンダで許されている買取り価格など、とうに越えていたようでした。
「まあ○○さんにとっても良かったですよね。僕も負けた気しないし。きっと今頃、あっちは後悔していますよ」
そう言って、営業さんは笑いました。