ホンダのミニバン「オデッセイ」は、超低床プラットフォームにより実現したゆとりある室内空間や優れた乗降性、低重心化に伴うステーションワゴン並みの走行性能などが魅力です。
ラインナップされているe:HEV (ハイブリッド車) とガソリン車のうち、ガソリン車には4WDを設定。
ここでは、オデッセイのガソリン4WD車の実燃費や雪道での走行性能がどの程度の水準にあるのかを、徹底的に評価します!
オデッセイの4WDグレードの価格は?
オデッセイの売れ筋グレードにおける4WDと2WD車との価格差は?
当サイト独自の調査によると、オデッセイ4WD車の売れ筋グレードは「2.4 アブソルート・EX」です。
同グレードの2WD車との価格差は114,400円です。
オデッセイ 2.4 アブソルート・EX 2WD (7人乗り) 3,815,000円
オデッセイ 2.4 アブソルート・EX 4WD (8人乗り) 3,929,400円
2WD車と4WD車との価格差は少ない方です。
その理由は、2WD車が2列目シートにコストの掛かった7人乗り、4WD車が2列目シートにそこまでコストの掛からない8人乗りという違いによります。
オデッセイ4WD車と2WD車との仕様の違いは?
オデッセイ4WDのボディスペック
スペック | オデッセイ 2.4 アブソルート・EX 2WD | オデッセイ 2.4 アブソルート・EX 4WD |
全高 (mm) | 1,695 | 1,725 |
最低地上高 (mm) | 145 | 150 |
室内高 (mm) | 1,325 | 1,305 |
車両重量 (kg) | 1,840 | 1,860 |
燃料タンク容量 (L) | 55 | 50 |
乗車定員 (人) | 7 | 8 |
オデッセイ4WD車のボディスペックを2WD車と比較すると、全高が30mm、最低地上高が5mm高められている一方で、室内高は20mm小さくなっています。
また、車両重量が20kg重いことや、燃料タンク容量が2WD車よりも5L小さいことも相違点です。
オデッセイ4WDのパワートレイン&メカニズム
CVTの後退減速比が2WD車の5.047に対し、4WD車は2.533と大きく異なっています。
またリア・サスペンション形式も異なり、2WD車は車軸式でスタビライザーが装備されないのに対し、4WD車はド・ディオン式でトーションバー式スタビライザー付です。
オデッセイ4WDのインテリア
オデッセイ4WDのインテリアは、2列目が3人掛けのベンチシートとなります。
対してオデッセイ2WDの2列目は2人掛けのセパレートシートで、足元を照らすアンビエントランプが付くのが相違点です。
オデッセイ4WDのライバル車との価格差は?
オデッセイの最大のライバルは?
オデッセイ4WDのライバルには、同じ大型ミニバンでガソリンエンジン搭載の「日産・エルグランド 4WD」があげられます。
オデッセイの2.4 アブソルート・EXと競合するエルグランドのグレードは、2.5Lエンジン搭載の中間グレード「250ハイウェイスター S アーバンクロム・8人乗り」です。
価格はオデッセイ 2.4 アブソルート・EXの3,929,400円に対し、エルグランド 250ハイウェイスター S アーバンクロムは4,227,900円と30万円ほど高い設定になっています。
仕様・装備の違いは?
スペック | オデッセイ 2.4 アブソルート・EX 4WD | エルグランド 250ハイウェイスター S アーバンクロム 4WD |
最高出力(ps) | 175 | 170 |
最大トルク(kgm) | 23.0 | 25.0 |
車両重量(kg) | 1,860 | 2,000 |
エンジンのスペックを比較すると、2.4Lのオデッセイが最高出力175ps/最大トルク23.0kgm、2.5Lのエルグランドが最高出力170ps/最大トルク25.0kgmで、それほど大きな差はありません。
しかし車両重量はオデッセイの方が140kgも軽いので、動力性能はオデッセイの方が優れています。
装備面を比較すると、オデッセイにあってエルグランドにない装備は運転席&助手席パワーシートや運転席&助手席シートヒーター、パワーテールゲートなどです。
一方、エルグランドにあってエルグランドにはない装備には、アダプティブクルーズコントロールやヒーター付ドアミラーなどがあります。
オデッセイの方が約30万円も安いことを考えれば、装備面でのコストパフォーマンスはオデッセイの方が高いと言えるでしょう。
オデッセイ4WD車の実燃費は?
カタログ燃費と実燃費の差は?
オデッセイ2.4 アブソルート・EX 4WD車のカタログ燃費 (WLTCモード)は11.6km/Lであるのに対し、当サイトの調査による実燃費は10.8km/Lとなっています。
カタログ燃費との差は僅か0.8km/Lで、カタログ燃費達成率はかなり高い方です。
2WD車との実燃費の差は?
当サイトの調査によるオデッセイ2WD車の実燃費10.4km/Lと比較すると、4WD車の方が0.4km/L優れています。
カタログ燃費では4WD車の方が0.8km/L劣っていますが、実燃費で逆転しているのは、交通環境の違い (4WD車のユーザーは信号や渋滞の少ない地方在住者が多い) によるものでしょう。
ライバル車との実燃費の差は?
当サイトの調査によるエルグランド4WD車の実燃費は9.5km/Lなので、オデッセイの方が1.3km/L優れています。
カタログ燃費でもオデッセイが1.9km/L勝っているので、納得のいく数値です。
オデッセイ4WD車の雪道の走行性能は?
オデッセイの4WDはどんなシステム?
オデッセイ4WDの概要
オデッセイの4WDシステムは「リアルタイムAWD」と呼ばれる、インテリジェント・コントロール・システムを用いたホンダ独自のデュアルポンプ式が採用されています。
オデッセイ4WDの制御

honda.co.jp/ODYSSEY
アクセル開度、タイヤの切れ角、タイヤのスリップ状態、道路の勾配をセンサーで検知し、状況に応じて後輪にも最適なトルクを配分する制御です。
後輪への動力の伝達は、小型モーターでポンプを回転させ、電子制御クラッチ内の油圧を高めることにより行っています。
オデッセイ4WDの雪道での実際の走行性能は?
オデッセイ4WDの発進・加速時
オデッセイに採用されているリアルタイムAWDは、前輪が滑ってから4WDに切り替わるかつての同方式から進化。
アクセル開度を検知して前輪が滑る前に4WDに切り替わるため、雪道での発進・加速時においても自然なドライバビリティと安定した挙動を実現しています。
勿論、同じ銘柄のスタッドレスタイヤを履いたオデッセイ2WD車とは、比較にならないトラクション性能です。
オデッセイ4WDの登坂・降坂時
オデッセイ4WD車は、2WD車に登坂能力で大きな差を付けます。
特に定員乗車時や荷物を満載した時など荷重がリア寄りになった場合は、2WD車はトラクションが低下するためスタックのリスクが高まりますが、4WD車はそうした荷重変化も問題にしません。
また坂を下りる際の制動の面でも、4WD車は勾配センサーの働きで後輪にもエンジンブレーキが掛かるケースが多いため、2WD車より安心感があります。
オデッセイ4WDの通常走行時
雪面の状態が変わって2WDと4WDが切り替わっても、ドライバーにそれを気付かせないほど自然なドライバビリティを備えています。
また、コーナリング時もタイヤの切れ角に応じて後輪に適切なトルクが配分されるため、安定した旋回が可能です。
オデッセイ4WDのまとめ
オデッセイ4WD車の雪道での走行性能は、ミニバンとしてはかなり優れた水準にあります。
低重心設計のお陰でミニバンながらもコーナリング時のハンドリングに優れ、最低地上高も150mmと必要十分に確保されているので、「生活4駆」としての役目を十分果たしてくれることでしょう。
また燃費に関しても、車両重量が1.8トンを超えるガソリン4WD車としてはまずまずです。
これらの点を総括すると、降雪地域に住んでいる人がオデッセイを購入する場合、4WD車を選んでおいた方が間違いありません。
下取り車があるなら、さらに新車が安く買える
新車を買うなら、購入価格も気になるところではないでしょうか。
もし下取り車があるなら下取り車を高く売ることで、トータルで新車を安く買うことが出来ます。
実は値引きよりも下取り車の方が、新車を安く買うには重要なのです。
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そのため、下取り車の査定金額は低くなってしまうのです。
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今月のオデッセイの値引き動向を随時掲載しています。ご参考ください。