シエンタを購入検討しているユーザーがグレードを選ぶ上で、価格や燃費、装備など気になるポイントがいくつかあると思います。
ユーザーが気になっているポイント毎に、シエンタの人気グレードを比較して紹介しています。シエンタのグレード選びの参考にどうぞ。
この記事の目次
シエンタの一番価格が安いグレードは?
※シエンタ 出典toyota.jp
ファンベースX 1,809,500円
シエンタの最廉価グレードは、2018年9月11日のマイナーチェンジで新設定された5人乗り2列シートのファンベースXで、1ランク上の1.5X(1,850,200円)と比べて40,700円安くなっています。
このファンベースXを何もつけずに購入すれば、最安値でシエンタの新車を入手できます。
という訳で、いくらで購入できるのかさっそくシミュレーションしてみましょう。
購入グレード | シエンタ ファンベースX |
---|---|
車両本体価格 | 1,809,500円 |
装着オプション | なし |
オプション金額 | 0円 |
諸費用・税金 | 182,367円 |
▲150,000円 | |
支払総額 | 1,841,867円 |
※エコカー減税分を含んでいます
オプションは何も付けずに車両からの目標値引きを達成したと仮定して、支払総額は約184.1万円となりました。
とは言え、本当に何もつけないのは流石に不便すぎるため、ナビやETC、フロアマットやドアバイザー等はネット通販を利用して、格安で購入するといいでしょう。
シエンタ ファンベースXの価格は安いが省かれる装備も大きい
最廉価なシエンタ ファンベースXですが、そのぶん上級グレードよりも省かれてしまう装備があります。
その中でも普段使いの中で、非常に重宝する以下の装備がありません。
オート電動格納式リモコンカラードドアミラー(LEDサイドターンランプ付)
※シエンタ 出典toyota.jp
ドアミラーが電動かつ自動で格納される装備です。駐車場などではドアミラーは出来れば畳んでおきたいですね。
特にスーパーやショッピングモールなど、車や人の出入りが多い所では、ドアミラーが格納されていないと、人の肩が当たる事もあるので余計なトラブルやキズ、破損などの心配があります。
その都度ドアミラーを格納操作しなければならないのは忘れてしまうリスクがありますので、ここは自動で格納されるオート電動格納式リモコンカラードドアミラーは欲しい装備ですね。
ステアリングスイッチ
※シエンタ 出典toyota.jp
オーディオやエアコンなどの操作を、ステアリングから手を離さずにできるステアリングスイッチは、最廉価グレードであるファンベースXにはついていません。
運転中に手元や視線がブレるのは危ないため、安全かつ快適なドライブのためにも、是非ほしい装備と言えます。
ワンタッチスイッチ付パワースライドドア(両側)
※シエンタ 出典toyota.jp
思いスライドドアをワンタッチで自動開閉してくれる便利な機能ですが、最廉価グレードであるX系には、助手席側にしかついていないため、いちいち回り込まなくてはなりません。
オプションで装備することもできないため、よく考えてから購入した方がいいでしょう。
シエンタハイブリッドで一番安いグレードは?
ちなみにシエンタハイブリッドで一番安いグレードは、ハイブリッド ファンベースXの2,187,000円です。
シエンタハイブリッドは6グレードが設定されており、ワンランク上位のハイブリッド ファンベースGとの差額は153,360円となっています。
シエンタの一番価格が高いグレードは?
※シエンタ 出典toyota.jp
シエンタハイブリッド Gクエロ 2,579,500円
シエンタの中で一番高いグレードは、ハイブリッドGクエロです。
実際に値引きも含めてハイブリッドGクエロがいくらで買えるのか?一般的なオプションを付けてシミュレーションしてみましょう。
購入グレード | シエンタ ハイブリッドGクエロ |
---|---|
車両本体価格 | 2,579,500円 |
メーカーオプション | ホワイトパールクリスタルシャイン |
メーカーオプション価格 | 32,400円 |
装着オプション | ナビ、ETC、サイドバイザー、フロアマット、バックガイドモニター、ドライブレコーダー |
オプション金額 | 237,060円 |
諸費用・税金 | 130,067円 |
車両値引き | ▲150,000円 |
オプション値引き(20%) | ▲47,000円 |
支払総額 | 2,782,027円 |
何もオプションをつけなかった最廉価グレードのシエンタ ファンベースXの総支払額と比べて、94万円ほど高くなりました。
この差額を高いと見るか安いと見るか、装備やオプション、燃費などで判断する事になります。
シエンタ ハイブリッドGクエロの人気装備は?
ワンランク廉価なハイブリッドGとの差額は155,100円ですが、その分プラスされる装備があります。
ブラック×シルバー塗装ホイールキャップ
※シエンタ 出典toyota.jp
シエンタの最上級グレードであるハイブリッドGクエロのホイールキャップはブラック×シルバー塗装が施してあり、他グレードとは一線を画しています。
インテリジェントクリアランスソナー(パーキングサポートブレーキ・静止物)
※シエンタ 出典toyota.jp
ふとしたはずみでアクセル操作を誤ることによる衝突事故を軽減するため、静止物への接近を教える「クリアランスソナー」と、近づきすぎた時に自動ブレーキをかけてくれる「パーキングサポートブレーキ」の組み合わせは、車庫入れや駐車場などで重宝します。
Bi-BeamLEDヘッドランプ&LEDライン発光テールランプ
※シエンタ 出典toyota.jp
シエンタ ハイブリッドGクエロのヘッドランプにはLEDが採用され(他グレードはハロゲン)、リアコンビネーションランプはLEDライン発光式となっています。
シート表皮(合皮&スエード調・ダブルステッチ付)
※シエンタ 出典toyota.jp
シエンタ ハイブリッドGクエロのシート表皮は、他グレードと一線を画す合皮とスエード調ファブリックのコンビネーションで高級感を演出、ダブルステッチのアクセントが絶妙な質感を高めています。
ガソリン車で一番高いグレードは?
シエンタ1.5Gクエロ 4WD 2,357,300円
車いす仕様を除けば、ガソリン車で一番価格が高いグレードは、1.5Gクエロの4WDです。
一つ下のグレードの1.5G 4WDよりも155,100円高く、1.5Gクエロ 2WDよりも144,100円価格が高くなっています。
シエンタの一番燃費が良いグレードは?
※シエンタ 出典toyota.jp
シエンタハイブリッド全車 28.8km/L
シエンタで一番燃費が良いグレードは、ハイブリッド車の全グレードでした。
メーカー発表のカタログ燃費は、ユーザーが燃費性能を測る上で重要な指標ですが、ユーザーが気になるのは、実際に走行した際の実燃費ではないでしょうか。
シエンタハイブリッドの平均実燃費は、約18.6km/Lです。ハイブリッド車はカタログ燃費から大きく下がってしまう傾向にあります。
その中でもコンパクトとは言え車重のあるミニバンのハイブリッド、と言う事を考慮すれば、決して悪くない実燃費数字と言えるでしょう。
流れの良い幹線道路や信号の少ない郊外などでは、20km/Lを超える実燃費が可能です。
シエンタハイブリッドはガソリン満タンで何キロ走る?
シエンタハイブリッドの燃料タンクは42Lです。取説では残量6.3Lで残量警告灯が点灯するので、ガソリン残量5Lまで走行したと仮定します。
すると、
42-5=37L
37L×実燃費18.6km/L=688.2㎞
シエンタハイブリッドは満タンでおよそ688.2㎞走る計算になります。高速道路なら20km/L近くまで実燃費が上がるので、無給油で東京~大阪間を移動できる計算ですね。
実際にはエンプティマークが出るまで高速道路を走行するのはガス欠が怖いので、早めの給油が必要でしょう。
ガソリン車で一番燃費が良いグレードは?
シエンタ 2WD全グレード 20.2km/L
シエンタのガソリン車で、一番燃費の良いグレードは2WDの全グレードでした。
シエンタ1.5Gの実燃費は14.3km/Lです。ハイブリッドより劣りますが、十分優秀な実燃費と言っていいでしょう。
シエンタの一番燃費が悪いグレードは?
シエンタ 4WD全グレード 15.4km/L
シエンタの中で一番燃費の悪いグレードは、ガソリン車の4WD全グレードです。
やはり4WDはシステム的に車重が重くなって、4輪が駆動する事により抵抗が増えて、燃費は落ちてしまいます。
シエンタ4WDのガソリン満タンで走れる走行距離は?
シエンタのガソリン車4WDの平均実燃費は、12.1km/Lです。
4WDのガソリンタンクは45Lなので、タンク内に5L残まで走行すると、40Lで走れる距離484㎞が満タンで走れる走行距離となります。
【40L×12.1km/L=484㎞】
自動ブレーキのあるグレードは?
※シエンタ 出典toyota.jp
シエンタには、トヨタセーフティセンスと言う予防安全装備が最廉価グレードのX系を除いて標準装備されています。
その中にプリクラッシュセーフティシステム(レーザーレーダー+単眼カメラ)の自動ブレーキが含まれています。
オプション装着はハイブリッド車43,200円、ガソリン車81,000円、車いす仕様車は75,000円となります。
メーカーオプションなので、車両注文時に選択する必要があります。後からは付けられないので注意しましょう。
両側電動スライドドアが標準装備のグレードは?
両側パワースライドドアが標準装備されているシエンタのグレードは、X系を除く全グレードです。
X系グレードではオプションでも付けられないので、両側電動スライドドアが欲しいなら、上位グレードを選びましょう。
個人的には利便性が格段に上がりますし、売る時にもプラス査定になるので、両側パワースライドドアがおススメです!
シエンタのスポーツ/エアロタイプのグレードは?
※シエンタ 出典toyota.jp
シエンタには、標準でエアロパーツが付いているグレードや、GRなどの設定はありません。
スポーティな外観が好みなら、オプションパーツで仕上げる事になりますが、おススメはモデリスタエアロです。
純正オプションのドレスアップガーニッシュやスタイリングパッケージもお好みで選んでも良いと思いますが、モデリスタの方がスポーツ度が高く、見た目の印象がガラリと変わります。
シエンタは、本来ファミリー向けメインのキャラクターですが、モデリスタエアロを付ける事で、スポーツカー好きのお父さんも満足できるエクステリアになるのではないでしょうか。
さらにモデリスタエアロはトヨタ車で人気が高いので、中古車になっても高い需要があります。シエンタを売る時にプラス査定になるので、フロント+サイド+リヤのフルキットで付ける事をおすすめします。
シエンタの一番減税の多いグレードは?
シエンタのグレードの中で一番エコカー減税額が多いのは、シエンタハイブリッドGクエロです。
・自動車重量税 22,500円
・自動車取得税 63,300円
・自動車グリーン税制(登録翌年度) 25,500円
エコカー減税合計 111,300円
ハイブリッドGクエロで約11万円が減税されますが、減税は値引きとは関係ないので、しっかりとシエンタの値引き相場まで値引きしてもらいましょう。
シエンタの売れ筋のグレードは?
※シエンタ 出典toyota.jp
シエンタ1.5G 2,058,100円
シエンタハイブリッドG 2,424,400円
シエンタのガソリンモデルの売れ筋グレードは1.5Gです。ただ、1.5Xも1.5Gにわずかに及ばない程度で、良く売れています。1.5Xも売れ筋と言っていいでしょう。
ハイブリッドも、Gがかなりの割合でXよりも売れています。価格差約10万円で両側パワースライドドアやスマートキーなど装備が良くなるので、ハイブリッドを買うならGを選ぶユーザーが多いようです。
シエンタ1.5Gはいくらで買える?
では、ガソリン車の売れ筋のシエンタ1.5Gはいくらで買えるのか?値引きも含めてシミュレーションしてみましょう。
購入グレード | シエンタ 1.5G |
---|---|
車両本体価格 | 2,058,100円 |
メーカーオプション | ホワイトパールクリスタルシャイン |
メーカーオプション価格 | 32,400円 |
装着オプション | ナビ、ETC、サイドバイザー、フロアマット、バックガイドモニター、ドライブレコーダー |
オプション金額 | 225,180円 |
諸費用・税金 | 187,267円 |
※車両値引き | ▲150,000円 |
オプション値引き(20%) | ▲45,000円 |
支払総額 | 2,307,947円 |
※車両値引きは最新の値引きをご確認ください
選択するオプションによって総額は変わりますが、上記の仕様でシエンタ1.5Gの総支払額は約230万円となりました。
査定相場から見るシエンタのおすすめグレードは?
シエンタを購入したら、いつかは手放す時もくるでしょう。
その時、少しでも高く売れる(リセールバリュー・残価率の高い)グレードを選ぶのも、ひとつの手です。
ハイブリッドとガソリン車、どちらが売る時に高くなる?
真新しい技術が投入されているハイブリッド車の方が人気が高く、売る時も高いイメージがあるのではないでしょうか?
実際にシエンタの買取相場を調べてみると、新車価格に対してのリセールバリューはハイブリッドよりもガソリン車の方が3~4%ほど高くなります。
他のトヨタ車の傾向を見ても、ハイブリッドよりもガソリン車の方がリセールが高い傾向があり、シエンタでもその傾向が見て取れます。
シエンタのグレード別のリセールバリューは?
【2WD】
1位 1.5G
2位 1.5Gクエロ
3位 1.5X
【4WD】
1位 1.5X
2位 1.5G
3位 1.5Gクエロ
【ハイブリッド】
1位 ハイブリッドGクエロ
2位 ハイブリッドG
3位 ハイブリッドX
シエンタのグレード別に、新車価格に対する残価率を調査、カテゴリーごとにランキングしました。
実用性重視の需要が固い4WDを除けば、GとGクエロのリセールが強い結果となっています。
マイチェン後に追加された5人乗りのファンベースのリセールは、フリードや他車のリセール傾向を見ると、3列シートよりリセールは落ちると予想されます。
リセールバリューで選ぶシエンタのおすすめグレード
※シエンタ 出典toyota.jp
リセールだけで選ぶなら、ハイブリッドよりもガソリン車の方がやや高いので、ガソリン車の1.5Gがおすすめです。予算があるなら、上位のGクエロでもいいでしょう。
ハイブリッドを選ぶなら、ファンベース以外はほぼ同等のリセールなので、予算に合わせて好きなグレードを選ぶと良いでしょうね。
シエンタ売却時にプラス査定になるお勧めオプション
リセールの観点からのおススメのオプションは、モデリスタのエアロです。人気の装備、人気のエアロなので、プラス査定が見込めるでしょう。
トヨタセーフティセンスやインテリジェントクリアランスソナーに関しては、元は取れませんが数万円程度の上乗せは見込めます。外観では分かりづらいので、売る時には買取店にトヨタセーフティセンスが付いている事を伝えましょう。
ボディカラーは、高値安定が続くホワイトパールクリスタルシャインとブラックマイカがおススメです。
下取り車があるなら、さらに新車が安く買える
新車を買うなら、購入価格も気になるところではないでしょうか。
もし下取り車があるなら下取り車を高く売ることで、トータルで新車を安く買うことが出来ます。
実は値引きよりも下取り車の方が、新車を安く買うには重要なのです。
ディーラーで査定した下取り車の価格は、かなり低く見積もられています。
何故かと言うと、再販するにしろオークションに流すにしろ、人件費や車両保管、整備等の経費がディーラーの場合非常に多く掛かってしまいます。
そのため、下取り車の査定金額は低くなってしまうのです。
反対に買取専門店なら、買取った中古車を在庫させずに、すぐにオークションに出す事が出来るので経費がディーラーより掛かりません。買取専門のため余計な経費は掛けないので、その分査定金額は高くなります。
この買取店の金額とディーラーの査定額を比較すると、平気で20万円以上安く見積もられる事があります。
ただ、自分の車の相場が分かっていないと、ディーラーの査定額が高いか安いかの判断が出来ません。
そこで、管理人が毎回利用するのが一括査定の「ナビクル車査定」です。わずかな入力時間ですぐに自分の車の買取金額が表示されます。
この時は、ディーラーで76万円で査定されたフィットシャトルが、上記のように最高96万円の買取金額が付きました。
そこでディーラーに「買取店で96万円の金額がついている」と伝えた所、95万円までディーラーの査定金額がアップしました。
ナビクル車査定の買取金額をディーラーに伝えただけで、なんと19万円もアップしたのです。とても簡単なので、ディーラーの下取り金額をアップさせるにはオススメの方法ですね。
ちなみに実際に買取店に査定してもらった所、最高で108万円の金額を付けた買取店があったので、そこに売却しました。
どちらに売るにしろ、ナビクル車査定はオススメできます。
新車が高いなら新古車も選択肢に入れてみる
ガリバーの中古車ご提案サービスなら希望する車種や条件、予算などを伝えれば、 ぴったりの中古車を無料で探してくれます。
なので自分で1台1台中古車を探したり、比較する手間や時間が掛かりません。
また、本当に程度の良いお買い得な中古車は、非公開車両として中古車販売店に並ぶ前に売れてしまいます。
そう言った市場に出回る前の非公開車両も優先的に紹介してくれるので、よりお得な中古車を提案してくれるでしょう。
「燃費のいい車を探して」「予算50万以内で荷物を積める車を探して」と言ったリクエストも可能です。中古車探しで気になる事は、なんでも相談してみるといいでしょうね。
シエンタの値引き交渉のノウハウはこちら
当サイトのシエンタ値引き交渉マニュアルです。これを見て多くの人がシエンタを限界値引きで購入しています。
今月のシエンタの値引き動向を随時掲載しています。ご参考ください。