「性能を世界基準に昇華させる」ことをテーマに開発された新型「トヨタ・ヴェルファイア」。
同時に、これまで以上にアルファードとの差別化が図られているのが特徴です。
そんなヴェルファイアにはどんな欠点・デメリットがあるのか徹底評価しますので、新車購入時の参考にどうぞ。
ヴェルファイアを評価!欠点、デメリットはあるか?
ヴェルファイアのエクステリアの欠点は?
ヴェルファイアのベルトラインはかなり個性的で、フロントドア・スライドドア間の逆Z字型の切り返しが強いインパクトを与えます。
かなり奇抜な印象があり、少なくとも万人受けはしないでしょう。
独自性を打ち出したいあまり、やり過ぎてしまった感もあります。
またボディカラーが少ないことも問題で、白と黒の2色しか選べないのはさすがにバリエーションを整理し過ぎでしょう。
兄弟車種のアルファードの3色と比べても少なく、好みの色がなくて困る人もいるはずです。
ヴェルファイアのインテリアの欠点は?
ヴェルファイアのインパネ回り

toyota.jp/vellfire
ヴェルファイアの内装デザインは基本的にアルファードと共通で、エクステリアのように差別化が図られていません。
アルファードよりもパーソナル志向の強いヴェルファイアなので、インパネのデザインに独自のパーソナルカー的要素を取り入れても良かったのではないでしょうか。
ヴェルファイアのシート

toyota.jp/vellfire
ヴェルファイアの上級グレード「エグゼクティブラウンジ」の2列目は、エグゼクティブラウンジシートと呼ばれる高機能なシートが装着されています。
しかし左右の幅が広いため、下位グレード「Zプレミア」のように2列目・3列目間のウォークスルーが出来ません。
ウォークスルー出来ないと不便に感じることがあるので、このグレードを選ぶときは注意が必要です。
ヴェルファイアの荷室スペース

toyota.jp/vellfire
巨大なボディサイズを持つヴェルファイアですが、3列目シート使用時の荷室スペースはミニマムです。
3列目シートを一番前にスライドさせても荷室の長さは195mmしかなく、容量は110Lに留まります。
ヴェルファイアに5人以上乗って (3列目シートを使って) 旅行に出掛ける場合、荷物の置き場に困るケースもあるでしょう。
ヴェルファイアのパワートレインの欠点は?
ガソリン車のエンジンは2.4Lターボで力は十分以上にありますが、燃費の悪さが玉にきずです。
カタログ値で10.2~10.3km/Lで、実燃費は8~9km/L台に留まります。
ガソリン代が高騰している昨今、ガソリン代がかさむのは辛いところでしょう。
ヴェルファイアの走行性能の欠点は?
全高の高いヴェルファイアは、高速道路走行時に横風の影響を受けやすい欠点を持っています。
特に強風時にトンネルから出た時などは注意が必要です。
またハイブリッド、ガソリン車ともパワートレインが重いのでフロントヘビーの傾向があり、ハンドリングは軽快さに欠けます。
重心位置の高さと相まって、ワインディング走行は得意項目とは言えません。
ヴェルファイアの装備面の欠点は?
ヴェルファイアは全車にパワーバックドアが標準装備されますが、手を使わずに開閉出来るハンズフリー機能は持っていません。
最高級ミニバンなのにハンズフリー機能がないのは、画竜点睛を欠きます。
ヴェルファイアの安全性能の欠点は?
ヴェルファイアにはデュアルエアバッグ・サイドエアバッグ・カーテンシールドエアバッグが装備されています。
しかし運転席・助手席の乗員の足を保護するニーエアバッグは装備されません。
そのため衝突時の安全性に関しては、最上級レベルとは言えないものとなっています。
ヴェルファイアのグレード体系・価格面での欠点は?
新型ヴェルファイアのグレード体系はハイブリッドが2タイプ、ガソリン車が1タイプの全3タイプしかありません。
先代ヴェルファイアはハイブリッドが8タイプ、ガソリン車が8タイプの全16タイプもあっただけに、選択肢が大幅に減ってしまいました。
また最廉価グレードの価格が先代の352万円から655万円へと大幅に上がったため、購入のハードルが高くなってしまったのも問題です。
予算がたっぷり用意出来ない人は一クラス下のヴォクシーか、設計の古い日産エルグランドで妥協せざるを得なくなりました。
ヴェルファイアを評価!いいところは?
ヴェルファイアのエクステリアのいいところは?

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新型ヴェルファイアのフロントマスクは、先代モデルにも増して迫力満点です。
この威圧感溢れる顔で追い越し車線の後ろから迫られたら、思わず道を譲ってしまうドライバーも多いはず。
勿論それを悪用して乱暴な運転をするのはNGですが、先を急ぎたい時はこのマスクがメリットになるでしょう。
ヴェルファイアのインテリアのいいところは?
ヴェルファイアのインパネ回り

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ヴェルファイアのディスプレイオーディオは14インチの大画面で、視認性は抜群です。
コネクティッドナビ対応なので、別途ナビを注文する必要もありません。
また視線をあまり下げずに確認できる位置にありながら、視界をほとんど邪魔しないのもいいところです。
ヴェルファイアのシート

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ヴェルファイアの1列目シートと2列目シートの座り心地は抜群です。
ホールド性とクッション性を兼ね備えているので、快適性は申し分ありません。
特に優れているのは2列目シートで、ウォークスルーを犠牲にしてもサイズを優先したエグゼクティブラウンジシート (エグゼクティブラウンジに装備) は勿論のこと、ウォークスルーが可能なエグゼクティブパワーシート (Zプレミアに装備) でも十分過ぎる程快適です。
また3列目シートはさすがに2列目シート程ではありませんが、それでも大人が長時間座っていられる快適性が確保されているので、7人フル乗車してのロングドライブも現実性があります。
ヴェルファイアの荷室スペース

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3列目シートを折りたたんだ時のヴェルファイアの荷室スペースはフラットで、荷物の積載性に優れています。
荷物を奥に押し込む時も、引っ掛かる所がないのでスムーズです。
ヴェルファイアのパワートレインのいいところは?
新型ヴェルファイア ハイブリッドのハイブリッドシステムは、システム最高出力が先代の197psから250psへと大幅に向上しています。

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そのため必要十分なパワーに留まった先代に対し、新型では多人数乗車を物ともしない余裕が生まれています。
更に静粛性の向上や振動の低減により、快適性も秀逸です。
カタログ燃費も16.5~17.7km/Lと、車格を考えればかなりの好燃費と言えます。
またガソリン車に搭載される2.4Lターボエンジンの出来も良好です。

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最高出力279ps / 最大トルク430N・mという余裕のハイパワーで、2.2~2.3tに達するボディを力強く加速させます。
組み合わせられる8速ATも洗練されていて、エンジンパワーを効率的に伝達します。
ヴェルファイアの走行性能のいいところは?

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操縦安定性は機敏さには欠けるものの、ステアリングは正確でフィールも良く、旋回時のロールも抑えられています。
そのためワインディングも決してスポーティとは言えないまでも、不安感のない走行が可能です。
乗り心地の面はフラットかつ重厚で、プレミアムミニバンに相応しい快適性を備えています。
ヴェルファイアの装備面のいいところは?

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ボディの大きいヴェルファイアは慣れないうちは駐車で神経を使い、なかなか大変です。
しかし嬉しいことに、ヴェルファイアは全車に駐車支援装備のアドバンストパークが標準装備されています。
駐車したい場所でスイッチを押すだけでステアリング・アクセル・ブレーキ・シフト操作をクルマが代行してくれるので、誰もがイージーに駐車可能です。
ヴェルファイアの安全性能のいいところは?
ヴェルファイアは全車に16種類もの予防安全装備が標準装備されます。
兄弟車種のアルファードでは下位グレードを選ぶと省かれてしまう予防安全装備がありますが、ヴェルファイアはグレードによる差別化は図られていません。
事故を未然に防ぐ装備の充実度では、ミニバンの中でヴェルファイアはトップレベルと言えるでしょう。
ヴェルファイアのグレード体系・価格面でのいいところは?
ライバルの日産・エルグランドは燃費に難のあるガソリン車の設定しかないのに対し、ヴェルファイアは燃費性能の優れたハイブリッドが設定されているのがいいところです。
この一点だけでも、ヴェルファイアのアドバンテージは非常に大きなものとなっています。
ヴェルファイアの総合評価
ヴェルファイアのエクステリアは厳ついフロントマスク、アクの強いベルトラインなどいさかか個性的に過ぎる感もあります。
しかしこのデザインが好きという層も多いので、市場のニーズに合っていると言えるでしょう。
インテリアは上質ですが、エクステリアとは裏腹にデザインはオーソドックスで、アルファードとの差別化という意味でももう少し冒険があっても良かったかもしれません。
居住性は抜群で、3列目も含めシートの出来も秀逸です。
一方荷室スペースは、ボディサイズの割には広大という程ではなく、用途にとっては不満が出る可能性があります。
パワートレインはハイブリッド、ガソリンエンジンとも完成度が高く、パワーやスムーズさの点でも申し分ありません。
ガソリンエンジンの燃費性能は褒められたものではありませんが、車格を考えれば仕方ないところでしょう。
走行性能はさすがに軽快とはいかないものの、ミニバンとしては操縦安定性が良好で、乗り心地とのバランスも優れています。
装備面では上級グレードのエグゼクティブラウンジは至れり尽くせりで、下位グレードのZプレミアでも十分豪華です。
安全性能面では予防安全装備は大変充実していますが、ニーエアバッグがない点が惜しまれます。
ヴェルファイアを総合的に評価すると、幾つかの気になる点はあるもののトータルバランスは非常に高く、誰が乗っても大きな不満は感じないはずです。
下取り車があるなら、さらに新車が安く買える
新車を買うなら、購入価格も気になるところではないでしょうか。
もし下取り車があるなら下取り車を高く売ることで、トータルで新車を安く買うことが出来ます。
実は値引きよりも下取り車の方が、新車を安く買うには重要なのです。
ディーラーで査定した下取り車の価格は、かなり低く見積もられています。
何故かと言うと、再販するにしろオークションに流すにしろ、人件費や車両保管、整備等の経費がディーラーの場合非常に多く掛かってしまいます。
そのため、下取り車の査定金額は低くなってしまうのです。
反対に買取専門店なら、買取った中古車を在庫させずに、すぐにオークションに出す事が出来るので経費がディーラーより掛かりません。買取専門のため余計な経費は掛けないので、その分査定金額は高くなります。
この買取店の金額とディーラーの査定額を比較すると、平気で20万円以上安く見積もられる事があります。
ただ、自分の車の相場が分かっていないと、ディーラーの査定額が高いか安いかの判断が出来ません。
そこで、管理人が毎回利用するのが一括査定の「ナビクル車査定」です。わずかな入力時間ですぐに自分の車の買取金額が表示されます。
この時は、ディーラーで76万円で査定されたフィットシャトルが、上記のように最高96万円の買取金額が付きました。
そこでディーラーに「買取店で96万円の金額がついている」と伝えた所、95万円までディーラーの査定金額がアップしました。
ナビクル車査定の買取金額をディーラーに伝えただけで、なんと19万円もアップしたのです。とても簡単なので、ディーラーの下取り金額をアップさせるにはオススメの方法ですね。
ちなみに実際に買取店に査定してもらった所、最高で108万円の金額を付けた買取店があったので、そこに売却しました。
どちらに売るにしろ、ナビクル車査定はオススメできます。
新車の納期が長い・新車が高いなら新古車も選択肢に入れてみる
ガリバーの中古車ご提案サービスなら希望する車種や条件、予算などを伝えれば、 ぴったりの中古車を無料で探してくれます。
なので自分で1台1台中古車を探したり、比較する手間や時間が掛かりません。
また、現在新車の納期が長いため中古車需要が高く、本当に程度の良いお買い得な中古車は非公開車両として中古車販売店に並ぶ前に売れてしまいます。
そう言った市場に出回る前の非公開車両も優先的に紹介してくれるので、よりお得な中古車を提案してくれるでしょう。
「燃費のいい車を探して」「予算50万以内で荷物を積める車を探して」と言ったリクエストも可能です。中古車探しで気になる事は、なんでも相談してみるといいでしょうね。
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