「大胆・不適」をテーマにしたエクステリア・デザインや、「大空間高級サルーン」として位置付けられる点が特徴の大型ミニバン、「トヨタ・ヴェルファイア」の欠点といいところを徹底的に評価します!
室内は7人乗り仕様と8人乗り仕様が設定され、パワートレインは3.5L V6および2.5L直4のガソリンエンジンと、ハイブリッドシステムの3種類が用意されます。
また、安全装備面では、先進安全運転支援システム「トヨタ・セーフティ・センス」が全車に標準装備されます。
ヴェルファイアを評価!欠点、デメリットはあるか?
ヴェルファイアのエクステリアの欠点は?
ヴェルファイアには2種類のフロトマスクが設定されていますが、いずれも二段構えのヘッドランプや大型フロントグリルが備わる、威圧感溢れるデザインになっています。
少なくとも上品とは言い難いので、好き嫌いがハッキリと分かれそうです。
ヴェルファイアのインテリアの欠点は?
インパネ回りなど
インパネのデザインにやや圧迫感がある上、加飾もオーバーデコレーション気味なので、ミニバンらしい開放感には欠けます。
また、ハイブリッド全車とガソリン車の上級グレードには、インパネと繋がった「大型ハイグレードコンソールボックス」が装備されますが、左右のウォークスルーが出来ないので不便に感じることがあります。
前席
廉価グレードの「Z」「X」のシート表皮はファブリックになりますが、いささか高級感に欠けます。
2列目&3列目シート
2列目がキャプテンシートの7人乗り仕様の場合、3列目シートに乗り込むには、2列目シートを前方にスライドした上で背もたれを前に倒す必要があります。
その操作が煩わしいことや、その操作を行っても乗降性が悪いことは欠点と言えます。
収納&荷室スペース
コンソールボックスは、巨大な割には収納スペースが小さいのが難点です。
また、ボックスティッシュの置き場が無いのも、無視出来ない欠点です。
荷室スペースに関しては、スライド機構付の3列目シートを一番後ろまで下げてしまうと、荷物が少ししか積めません。
また、3列目シートを畳む際は左右に跳ね上げる方式なので、荷室の幅が狭くなってしまう欠点があります。
ヴェルファイアのパワートレインの欠点は?
2.5Lガソリン車の場合、重さ2トン前後に達する車体に対して余裕がなく、特に多人数が乗車した状態で高速道路で追い越しを掛ける場合などは、力不足です。
また、非力な分エンジン回転が高くなりがちなため、静粛性にも難があります。
さらにこのエンジンを積む2WD車の場合、アイドリングストップ装置が標準装備されない点も問題です。
ヴェルファイアの走行性能の欠点は?
高速道路走行時に横風の影響を受けやすいのと、風切り音が大きいのはヴェルファイアの欠点です。
背が高く空気抵抗の大きいボディ形状なので、仕方ない面もありますが、「大型高級サルーン」を謳うモデルとしては不満が残ります。
また、3.5Lガソリ車とハイブリッド車はフロントヘビーなので、操縦安定性もやや鈍重なものとなっています。
乗り心地の面では、2列目/3列目シートの快適性が前席より劣り、特に荒れた路面でピッチングが目立つ点が気になります。
ヴェルファイアの装備面の欠点は?
シーズンを問わず前席の乗員に快適さを提供する「快適温熱シート+ベンチレーションシート」は、「Z」や「X」には標準装備されないばかりか、オプションで付けることさえできません。
ベンチレーションシートはともかく、高級ミニバンなら快適温熱シートくらいは全車に標準装備しても良いはずです。
ヴェルファイアの安全性能の欠点は?
後側方から接近する車両を検知して車線変更をサポートする「ブラインドスポットモニター」と、駐車場からバックで出庫する際に左右後方から接近する車両を検知してお知らせする「リヤクロストラフィックアラート」は、上級グレードの「エグゼクティブ」「エグゼクティブZ」を除きオプションになっています。
出来れば、全車に標準装備して欲しかったところです。
ヴェルファイアのグレード体系・価格面での欠点は?
8人乗り仕様を選ぼうとすると、装備の貧弱な「Z」と「X」しか選択肢が無いのは問題でしょう。
また、ライバルの「日産・エルグランド」と比較すると、最廉価グレードの価格が40万円以上高いのも残念なところです。
ヴェルファイアを評価!いいところは?
ヴェルファイアのエクステリアのいいところは?
好き嫌いはともかくとして、威圧感のあるフロントマスクゆえに、追い越し車線を走っていると前の車が道を譲ってくれます。
先を急ぎたい時には、大きなメリットになるでしょう。
また、ミニバンのイメージを覆す流麗なサイドのグラフィックは、多くの人が好ましく感じるのではないでしょうか?
ヴェルファイアのインテリアのいいところは?
インパネ回りなど
デザインの良し悪しはともかくとして、インパネ回りの質感はさすがにトヨタの高級ミニバンだけあり、高い質感で申し分ありません。
ソフトパッドや合皮がふんだんに奢られ、車格に見合ったインパネ周りです。
前席
シートは座面のクッションが厚く座り心地が良い上、サポート性にも優れています。
2列目&3列目シート
2列目シートはグレードによりタイプが異なりますが、いずれも前席に準じた快適な座り心地を実現しています。
特に、「エグゼクティブラウンジ」「エグゼクティブラウンジZ」に装備される「エグゼクティブラウンジシート」は、飛行機のファーストクラスのシートに迫る快適性や機能性が備わります。
また、全車共通の仕様となる3列目シートは、快適性の面で2列目シートには及ばないものの、オマケ程度の造りになっている中級ミニバンの3列目シートよりは遥かに優れていいます。
収納&荷室スペース
収納面では、エグゼクティブラウンジの2列目シートに備わる「もの落ち防止スペーサー」付のファイルホルダーが特筆ものです。
荷室スペースに関しては、3列目シートを前にスライドさせれば十分な空間が確保されるので、家族旅行にも対応出来るでしょう。
また、床下に備わる大容量の収納スペースも重宝します。
そして、3列目シートを収納した時の奥行きはかなり大きく、長尺の荷物を積む事も出来ます。
ヴェルファイアのパワートレインのいいところは?
ハイブリッド車は、2.5L直4エンジンに前後1基ずつのモーターのアシストが加わるため、2.5Lガソリン車よりも遥かにトルキーで、力不足を感じさせることはまずありません。
また、静粛性にも優れているほか、燃費性能も優秀です。
そして3.5Lガソリン車は、V6ならではのスムーズさに加え、300psを超える最高出力を発生するだけにパワフルさも十分です。
ヴェルファイアの走行性能のいいところは?
操縦安定性はセダンのような機敏さは無いものの、ステアリングは正確でグラっとくるロール感も抑えられているので、ワインディングロードを走ってもストレスがありません。
ことに、2.5Lガソリン車は鼻先が軽いので軽快感さえ感じられます。
乗り心地の面では、前席に限れば高級セダン並みに快適です。
また、運転席からの見切りや視界が良いので、ボディが大きい割には取り回しが良いのもヴェルファイアのいいところです。
ヴェルファイアの装備面のいいところは?
純正カーナビ装着車に付けられる装備であるムービングビュー/シースルビュー付の「パノラミックビューモニター」は、駐車の際に強い味方になります。
また、パノラミックビューモニターと同時に付けることは出来ないものの、自動駐車機能の「インテリジェントパーキングアシスト2」が用意される点も、評価出来ます。
ヴェルファイアの安全性能のいいところは?
ヴェルファイアにはトヨタ・セーフティ・センスの最新版が装備されますが、従来の同システムには無かったステアリング操作支援機能付の「レーントレーシングアシスト」や、道路標識の見落としを防ぐ「ロードサインアシスト」、全車速追従機能付の「レーダークルーズコントロール」などが備わる点が、高く評価出来ます。
ヴェルファイアのグレード体系・価格面でのいいところは?
日産・エルグランドと比較すると、燃費・環境性能の優れたハイブリッド車が設定されている点がいいところです。
ヴェルファイアの総合評価
エクステリア・デザインで言えば、威圧的な意匠のフロントマスクはやり過ぎの感もありますが、ボディのフォルムは秀逸と言えます。
インテリアは、インパネのデザインや加飾にクセがあるものの、質感は申し分ありません。
また、室内スペースが広大な点や、シートの出来が良い点も特筆に値します。
パワートレインでは、2.5Lガソリンエンジンは巨体に対しやや力不足ですが、3.5Lガソリンエンジンとハイブリッドシステムはパワフルで不満はありません。
走行性能は、ミニバンとしては優れた操縦安定性を備えていますが、乗り心地とのバランスの面では、2列目/3列目シートの乗り心地に改善の余地があります。
装備面では、上級グレードに関しては至れり尽くせりで、申し分ありません。
一方、廉価グレードに関しては、もう少し充実させて欲しい部分もあります。
安全性能に関しては、最新版の安全運転支援システムが装備されるので、十分と言えるでしょう。
ヴェルファイアを総合的に評価すると、広くて高級感があり、その分価格が高い点を除けば致命的な欠点も無いので、幅広い層におススメ出来そうです。
下取り車があるなら、さらに新車が安く買える
新車を買うなら、購入価格も気になるところではないでしょうか。
もし下取り車があるなら下取り車を高く売ることで、トータルで新車を安く買うことが出来ます。
実は値引きよりも下取り車の方が、新車を安く買うには重要なのです。
ディーラーで査定した下取り車の価格は、かなり低く見積もられています。
何故かと言うと、再販するにしろオークションに流すにしろ、人件費や車両保管、整備等の経費がディーラーの場合非常に多く掛かってしまいます。
そのため、下取り車の査定金額は低くなってしまうのです。
反対に買取専門店なら、買取った中古車を在庫させずに、すぐにオークションに出す事が出来るので経費がディーラーより掛かりません。買取専門のため余計な経費は掛けないので、その分査定金額は高くなります。
この買取店の金額とディーラーの査定額を比較すると、平気で20万円以上安く見積もられる事があります。
ただ、自分の車の相場が分かっていないと、ディーラーの査定額が高いか安いかの判断が出来ません。
そこで、管理人が毎回利用するのが一括査定の「ナビクル車査定」です。わずかな入力時間ですぐに自分の車の買取金額が表示されます。
この時は、ディーラーで76万円で査定されたフィットシャトルが、上記のように最高96万円の買取金額が付きました。
そこでディーラーに「買取店で96万円の金額がついている」と伝えた所、95万円までディーラーの査定金額がアップしました。
ナビクル車査定の買取金額をディーラーに伝えただけで、なんと19万円もアップしたのです。とても簡単なので、ディーラーの下取り金額をアップさせるにはオススメの方法ですね。
ちなみに実際に買取店に査定してもらった所、最高で108万円の金額を付けた買取店があったので、そこに売却しました。
どちらに売るにしろ、ナビクル車査定はオススメできます。
新車の納期が長い・新車が高いなら新古車も選択肢に入れてみる
ガリバーの中古車ご提案サービスなら希望する車種や条件、予算などを伝えれば、 ぴったりの中古車を無料で探してくれます。
なので自分で1台1台中古車を探したり、比較する手間や時間が掛かりません。
また、現在新車の納期が長いため中古車需要が高く、本当に程度の良いお買い得な中古車は非公開車両として中古車販売店に並ぶ前に売れてしまいます。
そう言った市場に出回る前の非公開車両も優先的に紹介してくれるので、よりお得な中古車を提案してくれるでしょう。
「燃費のいい車を探して」「予算50万以内で荷物を積める車を探して」と言ったリクエストも可能です。中古車探しで気になる事は、なんでも相談してみるといいでしょうね。
併せて読みたい
- ヴェルファイアの人気色ランキング!人気カラーとおすすめの内装色とマッチするカラーバリエーションも紹介
- ヴェルファイアでみんなが選ぶ人気のオプションとナビは?コレがおススメ!
- ヴェルファイアの4WDの性能は?実燃費や雪道走行を徹底評価!
- ヴェルファイアの外観デザインをチェック。画像多数あり!
- 新型ヴェルファイアの内装を徹底評価!インパネ、収納、荷室をチェック
- ヴェルファイアの内装を徹底チェック!画像多数あります。
- ヴェルファイアの収納、小物入れの使い勝手は?画像あり!
- ヴェルファイアの内装・荷室サイズは?【画像付】実際に寸法を測ってみました
- ヴェルファイアの人気グレードを比較!リセールバリューから見るおすすめのグレードは?
- ヴェルファイアを買うならハイブリッドかガソリン車か?販売の比率や税金、下取り額など違いをがっつり比較!
- ヴェルファイアは7人乗り?8人乗り?どちらを選ぶか違いやデメリットを徹底検証!
- 【詳しすぎ注意!】ヴェルファイアの前期/後期の違いとおすすめ中古車はコレ
- ヴェルファイアの静粛性は?エンジン音、ロードノイズ、風切り音はうるさい?静か?
- ヴェルファイアは運転しやすい?大きさ、車庫入れをチェック!
- トヨタ ヴェルファイアの新車乗り出し価格は?見積もり結果を公開
- ヴェルファイアの乗り心地は?街乗り、高速での乗り心地を徹底検証!
- ヴェルファイアの走り、走行性能は?一般道、高速道路、ワインディングで試乗してきました!
ヴェルファイアの値引き交渉のノウハウはこちら
当サイトのヴェルファイア値引き交渉マニュアルです。これを見て多くの人がヴェルファイアを限界値引きで購入しています。
今月のヴェルファイアの値引き動向を随時掲載しています。ご参考ください。